金沢21世紀美術館「ナンセンスマシーンズ展」のできるまで

明和電機ジャーナルの最新号が届きました。

  
表紙、素敵ですね。展覧会受付の写真です。いらっしゃいませ。
今回のジャーナルも、情報いっぱいぎゅうぎゅうで届けられました。
 
冒頭の2頁。『明和電機にとって、美術館で展覧会を行う、といのはどういうことか。』
毅然とした文体と、社長の思考の透徹さとに感じ入りました。
 
スケッチは小さいものしか掲載されていないけれど。配置イメージのスケッチ、会場の全体図など美しく、本当によくできています...。
 
「展覧会のできるまで(10,11頁)」まで読み、そのための・・・あのような展覧会ができるまでの作業量と作業の質に眩暈がしてきました。
 
*****
今回のジャーナルからいくつかメモ:
 
1
『展覧会とは...自身の「物体の配置による思考」を観客にわかるように見せること』
「物体の配置による思考」・・・。社長ならではの表現です。
 
2
『シリーズごとに空間演出を行っている。…個人的に「美術館のコスプレ」と呼んでいる』
展覧会を見ることができたから、このあたりの記述がまさにそのとおりの結果をもたらしていたことをよく理解できました。理解できた自分もうれしい。行けてよかった…。
 
3
『「聖域と見世物」としての明和電機の展覧会は、まだまだ世界をめぐるだろう』
(^_^)/* メグルダロウッ
 
4
ボイスメカニクスの部屋は、予定されていた配置では窮屈だったため、「ななめ」の展示に変更されたのだそうです。GJ!
 
5
明和電機展覧会の変遷が年表形式の図で示されています。その発展・進化がよくわかり貴重です。

 
*****
一年分の明和電機ジャーナル、計4冊が予定どおり発行されたことになります。
内容の充実、という点において、普通でありません…。
 
どうやら今年度も続けて発行されるそう。ありがたいことです。