電話嫌い

子供の頃から。ダイヤル式電話機の時代から。わたしは電話が大嫌いです。
部屋で電話機が鳴り出すと、反射的にそこから逃げ出す身構えをしてしまいます。
電話絡みの悪夢を時々みます。数字が宙に逃げていく黒電話。多すぎるボタンがいつの間にか動き回ってうまく打てないプッシュフォン。
浮世離れしたヒトとなじられることもありますが、もちろん、ケータイは持っていません。
 
(仕事ではさすがにそんなことを言っていられません。会社や組織の応対窓口を務めたことも結構あります。)
 
電話が嫌いなのは。それが「悪い知らせ」や「話したくない相手」を連れてくるからだろうと思います。
 両親が巻き込まれた大きな事故。親戚の不慮の死。
 質の悪いイタズラ電話。
電話を使う頻度が少ないと、余計、悪い知らせの率が必然的に高くなるのです;
 
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「ウケテル」のなかの魚たちも、電話機に対していい感じは持っていないでしょうね。きっと。

イラレとフォトショでピンポンらくがき
 
明和電機の名作バラード:「お陽さまみえたらふとん干して」。
留守電を切ったままにしておきたいなんて。どんなトラブルをはらんだ内容の電話がかかってくるかもしれないのでしょう。ずっと気になっています。
 
曲の前後の時報の音。秘かに心臓に悪いです。