明和電機の基礎知識

昨夜の明和電機社長ツイートから。
記念に。(まとめサイトを使えという説もありますがー;)
 

明和電機は、会社法人ではない。」という基礎的なことを、意外とみなさん知らない。徹底した会社ごっこなのである。抽象企業なのである。

「製品はすべて金属の削り出しです。NC使いません。自分で切ってやすりがけしてます。」これも言うと驚かれる。発注してると思われてる。

スタッフはエンジニア系が2名、事務系が1名。つまり3名。19年間ほぼこのぐらいの人数。これも驚かれる。「30人くらいいるかと思った」と。

チームでアイデアだして開発もなし。ぜんぶ社長の独断的(独裁的?)アイデア。これも驚かれる。チームがブームな今だけに。

僕の職種を厳密に言えば「スーパーフリーランス」ですな。

自分で考えて、自分で作って、自分で売る。スーパーフリーランスは芸術家の基本です。

明和電機というのは、ひとりのフリーランスの芸術家が、どこまで会社システムに「擬態」して世の中に食い込めるか?という実験なのです。・・・デビューした当時はみんな知ってたこのスタンスを、最近知らない人がかなり多いのでつぶやきました。

とはいえ、さいきん多摩美術大学から明和電機スタッフに就職する人が多いので、学校案内には「おもな就職先 明和電機」と載ってるのだが・・・。

グッドデザイン賞いただいた時点で、すごい洒落です!RT : 実は昔、明和電気製品がグッドデザイン賞とった時に、中小企業庁庁官賞を提案したのだが、擬態じゃやっぱ無理だった。

兄が出棺の点火ボタンを押すとき「それでは、スイッチオン!」と言って親族一同ずっこけましたが、親父も大笑いしてたと思います。@ @MaywaDenki 知らんかった。ごめんなさい。天国が、本当にありますように。

 

明和電機の基礎知識】 明和電機の作業場は、芸術家のアトリエのような、企業の町工場のような場所なので、「アトリ工(こう)」と呼ばれている。命名明和電機専属歌手、大谷健太郎氏(現在ゆくえしれず)。

明和電機の基礎知識】明和電機のデビュー作は時計の時報にあわせて魚に矢を落とす機械。デビューの最終審査会では、弟・信道が指パッチン木魚を演奏したあと、兄・正道がハリセンで審査員全員を突然殴り、そのあと兄弟で「淋しい熱帯魚」をアカペラで歌うという気が狂った行動で合格。

明和電機の基礎知識】明和電機の愛唱歌「地球のプレゼント」は、信道が大学時代に環境団体が募集していたエコソング募集に応募し、落選した曲を、そっくりそのまま転用したもの。

明和電機の基礎知識】明和電機の社訓「やったもんがち とったもんがち」は、そのまま土佐家の家訓。8人家族という大所帯の食卓では「お母ちゃん、僕のおかずがないよう」という甘い根性はゆるされず「おかずをとらなかったあんたが悪い」という不文律が家訓を生んだ。

明和電機の基礎知識】社長が持ってる制服の数はおよそ40着。

明和電機の基礎知識】制服のネクタイの色は役職によって決まっている。会長・正道は「緑」、社長・信道は「赤」、経理のヲノさんは「青」、研究員のクワクボくんは「黄色」。

 
*******
最新の電協ジャーナル(明和電機のファンクラブ「明和電機協同組合」の会報)。
あまた行われたこの春のイベントのなかで。
「ジョイフル明和」が2面(見開き1面)をつかい、写真付きで、社長の丁寧な解説や感想コメント付きで報告されていました。
ぱっとジャーナルを開いてそれを見て、社長の心配りに胸を突かれました。
 
その他、ジャーナル最新号からちょっとだけネタばれ。

  • 岡本太郎美術館でのトークショー。「なんだこれは?」は社長の渾身の岡本太郎モノマネだったようです。やっぱり。でも当方でさえウロ覚え・・・。
  • ビジュアルサーカスでのオタコン。参加者を土俵の上のコアラに例えられていました。コアラ?
  • 八谷さんとTASKO関係者(今回はKIMURAさん)の連載始まる!
  • 社長を「弟くん」と呼ぶ明和電機初代マネージャーさんと社長の対談。貴重(TT)。

 
ロビン西さんの4コマ連載は終了されたのでしょうか。
ジャーナル掲載4コマ漫画が、先月、組合員を対象に募集されました。
なんと、当方が数撃って捻出したうちの;ひとつが採用されました。わっ。
それについては、後日。たぶん。