カナダの「魚打棒」

ツイッターで、
 『魚コードのできるまで』に。 「サバ神」はインディアンの魚打棒に似ていることに、作ったあと気が付いた。という記述がある。
というようなことをつぶやかれたファンの方がいらっしゃって。
 
思わずチェック。本のその記載を読み直しました。

明和電機 魚コードのできるまで

明和電機 魚コードのできるまで

大阪の民博にあるという「魚打棒」の、社長が描かれたイラストがあります。
 
歯をむき出しているところ。
まん丸の眼。
などがたしかに似ています。
 
ふと気になり、民博のサイトへ。
http://www.minpaku.ac.jp/museum
現在、美術館・博物館等は所蔵品の「データベース」を持っていることが普通です。
 
民博のサイトにもありました。データベース。
http://htq.minpaku.ac.jp/menu/database.html
さっそく「魚打棒」で検索。・・・でてきません。
魚関係で検索を重ねると出てきました。
「標本資料目録データベース」です。
http://htq.minpaku.ac.jp/databases/mo/mocat.jsp?HEADER=false
「殺魚棒」として掲載されていました。標本番号K0004755。
カナダ由来のものだそう。キングサーモンでも打っていたものでしょうか。
 
民博データベースの写真をざっとスケッチしてみました。

長さ50cm厚さ5cm程。
白っぽい木材。手で持つ部分が黒ずみ、また魚を打ったであろうオデコあたりが魚の血の鉄分により?多少黒ずんでいます。