ICCオープンスペース

この週末、新宿西口方面に用事があったのに合わせ、ICCオープンスペースへ寄ってきました。
 
初台から西新宿、近かったです。 ただ当方、新宿西口は鬼門で(訳:歩けば迷子になる)、新宿駅から初台へたどりつくのは困難かも;
新宿西口で迷子になりやすいのは、高いビルが多いのでスケール感がおかしくなり、方向判断を誤ってしまうからのような気がします(当方限定かも)。
 
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今期のオープンスペース展示、好みです。
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2013/Openspace2013/index_j.html
 
愛や丁寧な気持ちが包んでいるモノ(映像を含む)。
展示のほとんどについて、コンセプトとモノが仕組みやシステムによくなじみ気持ちのよい親しみやすい作品に感じました。
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2013/Openspace2013/works_j.html
 
気に入った2作品を紹介。
 
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《moving objects | nº 692 - 803》, 2012年, ペ・ラン
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2013/Openspace2013/Works/moving_objects_j.html
動画がこちらで見られます。
http://vimeo.com/33105488
それほど大きな作品ではありません。高さが1mちょっとくらいかしら。
左右に動く小さなランドルト環?がいっぱい。
じっと見てしまいます。
全体を見ていても飽きないし。部分を見ていても飽きません。
輪たちの姿勢が進む方向によってそろっています。
同じラインを逆方向へ進む輪が、ぶつかって向きを変えたり、するりとすりぬけていったり。
不思議です。
そもそも、どうしてラインの細かな振動で、ひっかけられているだけの輪っかがさくさく行儀よく移動していくんですっけ????? しかも双方向に。
たぶん細かな波動によって微小距離放り投げられることを繰り返しながら進むのだろうけれど…。
ますますじっと見てしまいます;
 
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《時折織成 ver.2——落下する記録》, 2013年, 和田永(Open Reel Ensemble)
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2013/Openspace2013/Works/Toki_Ori_Ori_Nasu_ver_2_j.html
横向きに置かれたオープンリールのレコーダーから、テープが落ちていきます。
テープがしずく状のカーブをたくさん積み重ね、それが透明なケースの中で綾を成し。
落ち切ると、高速で巻き上げられます。
ICCのサイトの紹介ページには、ELTTOB TEP で展示されたver.1の写真が掲載されていますが。
オープンスペースのver.2は、そこから進化していて、これまた素晴らしく素敵です!
これは、ぜひ、現場で堪能すべきでしょう。
 
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オープンスペース会期は来年の3月2日まで。
体験しそびれてしまった作品もあるので、できれば期間後半にもう一度お邪魔したいです。
 
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ICC売店明和電機の展覧会カタログや

明和電機 ナンセンス=マシーンズ

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クワクボリョウタさんのニコダマや
ニコダマ

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こちらのご本が置いてありました。
仕事や人生や未来について考えるときにアーティストが語ること ─あなたはなぜつくるのですか?

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