最後のマイ・ウェイ

一昨日、Bunkamura のル・シネマで、フランス映画「最後のマイ・ウェイ」を観てきました。
先日、こちらのトーク・イベントを拝聴し、クロード・フランソワというフランスのポップ・スターにとても興味をもったからです。
http://d.hatena.ne.jp/Fumiba_m/20130717/1374010077
 
映画公式は、こちら。
http://www.saigono-myway.jp/index.html
 
ショービジネスの世界とアイドル・スターをきらびやかに描写。彼の為人と人生を粛々と綴る。俳優陣は魅力いっぱい。
2時間半を超える上映時間でしたが、飽きず楽しく観ました。
 
明和電機社長が、この映画を観られて、

つくづくハリウッド映画は父性で、フランス映画は母性だと思った。

とツイートされていたのですが。
 
たしかに、登場女性陣の母性が覆う映画でした。
愛情深くてギャンブル狂で憎めないおかあさん。品があるお姉さん。
そして彼の人生を彩った女性たち。死に物狂いで手を伸ばしてくるファンたち。
 
(当方、男性原理?が横暴に横行するハリウッド映画の展開に不愉快になることが多いので、ヨーロッパ映画のほうが合っているかもです…。)
 
輝くような金髪、碧眼で、端正で。小柄で中性的な魅力。アイドルらしく明るくて深みのない声質。
神経質で、ファザコンで、時に横暴で、女性以外に関してはストイックで、容貌にコンプレックスをもっていて、向上心が強くて。
自らアイデアを出し、演出にこだわり、バックミュージシャンにうるさく、リズム重視。実業にも手を出し、コントロールしたい欲望が強く。
そして愛されたスター。
 
スターになってからは文字通り「女性にまみれた」人生なのですが。
本命に対しては超一途。ファンに対してもそれなりにやさしい。まめな方でした。
 
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しばらくクロクロ(クロード・フランソワの愛称)にはまっていそう。
Youtubeに動画がたくさんあるので鑑賞しています(*^^*)。