メディアアート展

岡本太郎美術館へ行ってきました。
生田緑地、都心から近いのに山地を感じさせ気持ちよかったです。
 
企画展 「岡本太郎メディアアート 山口勝弘−受け継がれるもの」展
http://taroandmediaart.com/
 
キーパーソンは山口勝弘氏。
筑波大学ゆかりの作家が多く、昨年の筑波大学《総合造形》からのつながりを感じました。
そして、そこに岡本太郎メディウムとして、そして圧倒的な個性として存在。
 
おもしろい企画でした。
山口氏の作品をまとめて拝見でき、貴重でした。
 
明和電機の展示の模様…

 
明和電機社服を召して(ネクタイは赤!)、パチモクを背負った太郎さん。
 
岡本太郎氏と明和電機の「商品」作品がうまい具合に混然と並べられています。
・・・意外に双方なじんでいます。
 
向かって右手に、パクられた魚コードケーブルの拡大版。
ナンダコレ? どうやってつくったのかな?
 
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売店で意外な雑誌が売られていて虚を突かれました。
http://store.art-it.jp/shop/artit/65
 
2005年に発売された「ARTiT」。特集”メディアアートって何だ?”。
クワクボリョウタ氏のインタビューがとても興味深く、ぱらぱら読んだあと買ってしまいました。
 
12年前の。”メディアアート”をめぐる・・・。
 
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10歳ちょっとだけ、若い。
取りあげ方が、リリカルに感じられました。いま、見てるからかしら。
 
メディアアート”という語はよくできていますね。
表象の対象する質は変わっていくだろうけれど。残ってほしい言葉だと思いました。
 
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自分は、工芸品的なもの・・・近代の、新しめのアンティーク的なアート?にしか興味の中心がありませんでした。
 
つまり、某方の活動や作品に遭うまでは。
 
こちらの雑誌を買ってみました。

美術手帖2017年12月号

美術手帖2017年12月号

 
これまでの10年。
これからの10年。
 
キーワードはスピードあげてうつろっていくだろう。
 
カタチや意味は、何が、何処に残るのかしら。