今月、TASKOさんの武蔵小山ファクトリーで開催された「スイッチ展」。
つくれ!ムサコ vol.9『デバイスやろうぜ!!~スイッチ編~』
http://tasko.jp/news/switch-ten/
2月前半の土日祝日に開催された展示と、17日に行われたトークイベントへ行ってきました。
スイッチ、と聞いて。
とてもいいなー、と思ったのでした。
具体的なスイッチも、抽象的なスイッチも。
頭に思い浮かべても。記憶をたどっても。
展示を拝見して。
いろいろなスイッチが壁一面に展示されていて。
昭和的な押し甲斐あるスイッチの付いた、ちょっと意表をつくような電機製品がいくつも。
制御のためのスイッチがいっぱいの電飾があり。
ザリガニワークスさんの各種《自爆スイッチ》があり。
スイッチ展のテーマ曲が流れていて。
(スイッチをおしたくてもおせない曲? Dr. Usui 作曲
スイッチってやっぱりいいなー、と感じ入ったのでした。
実際に、見て。触れて。
ON/OFFを切り替える。
なんらかの仕組みと”わたし”の間にある。
ONにすると何かが起きる。何が起こるのかな。
指への感触。
カチツと切り替える。伝わる弾力。
回す、押す、倒す、引っ張る、触れる。
けっこう複雑な仕組みがはいっている。
小さくて。そして、何回つかっても大丈夫。とっても丈夫!
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トークイベント。
出演者:土佐信道(明和電機)、武笠太郎/坂本嘉種(ザリガニワークス)、沖山良太(TASKO inc.)
メモ:
- TASKOがつくったモモクロ電飾衣装用スイッチ。おおぶりな四角形のボタンに4つのスイッチが仕込まれていて、どこを押しても着実につく。
- TASKOの仕事ではハイブリッドなものを求められる。
- 自爆スイッチの歴史。1999年デザフェスで何も起こらないボタンとして。その後、量産。豪華版もあり。
- 《ちっコイ-ビート》が展示してあったのですが、浜松のイベントでスズキユウリさんが使用したあとなので左利き仕様になっていたそう。
- 《音源マン》をかぶって《ちっコイ-ビート》を持った社長のインパクトたるや…。
- マービン・ミンスキーの箱
- 星新一の小説。人類の滅亡後、時がたってからレクイエムを流すロボット。(「ひとつの装置」という短編のようです。
- フィジカルな重さがあってこそのクリエーション。重みがないとありがたみがない。
- スイッチとドラムの快感は共通している。
- 通信・・・スイッチ・・・モールス信号。
- オルゴール付きの旧い扇風機。
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あー、もっと出演者や関係者の方たちのスイッチ愛について聞きたかったー。
あっという間の1時間半でした。
そういえば、展示してあった「ノック展」ゆかりと思われるリレースイッチ?振り子についてもうかがえませんでしたね;
「デバイスやろうぜ!!」という企画の一発目だったということで。
今後の展開も楽しみです。