若い哲学の先生:國分功一郎氏のファンです。ここ2年ほど、いろんな新聞や雑誌でお見かけするようになりました。
ファンといっても、ご専門の思想学分野の書き仕事へは、とても素養と思考力が付いていけません・・・。
- 作者: 國分功一郎
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2011/10/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本のなかに浪費と消費について語られている部分があります。
「浪費」は、人が歴史上ずっとしてきた。必要以上にものを受け取ること。豊かさの条件。満足をもたらす。・・・つまり、「浪費」はどこかで限界になりストップする。
「消費」は、記号化した意味と観念を受け取ること。消費は満足をもたらさないので、限界がなく、止まらない。
これは、ポードリヤールという人が定義した内容で。タネ本はこちら。
- 作者: ジャンボードリヤール,Jean Baudrillard,今村仁司,塚原史
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 1995/02
- メディア: 単行本
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上の「浪費」と「消費」の考え方は、いろいろなものへ広げて考えるとおもしろいです。
例えば、食べ物について。
例えば、ファッションについて。装飾が生まれる由来など。
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社長がこだわっている、「役に立たない」「ナンセンス」という価値観は、上記の「浪費」に絡んでいるのではないかと、ふと思いました。
役に立つもの・必要なもの。それらから一段上層に浮いたものを供給する。
あれ、でも、明和電機ファンになるということは。
浪費なんだろうか?
それとも消費なんだろうか?