ひっかかる現代アート企画展のタイトル

しつこいのですが。
やっぱり、この企画展のタイトルを見ると非常に落ち着きません。
 
反重力−浮遊|時空旅行|パラレル・ワールド
http://www.museum.toyota.aichi.jp/schedule/#
 
科学用語をもってきて。どうやら、量子物理学とそれなりにでも正当に付き合おうというのではなく、多分に気分的な用いられ方らしい。俳諧味を出しているわけでもなさそう。
 
サブタイトルの「浮遊、時空旅行、パラレル・ワールド」も。
脈略が浅いというか・・・ひと昔前の子供向けSFのモチーフの羅列のよう。
 
(「さよなら重力」とか、そんなタイトルなら気にならなかったのに。)
 
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そう言えば、現在行われている某芸術祭(××ナーレ)のテーマにも、企画を括る言葉として違和感を感じます。
多論あるなか、あえてなのでしょうけれど。
 
立場の体面を言い立てているような、大上段な言葉選びのセンスが痒いのです。
 
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こちらの企画展のタイトルは、まるで煙にまかれる感じなのがアートっぽくおしゃれだなー、と思いました。
 
うさぎスマッシュ展 世界に触れる方法(デザイン)
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/148/1
 
(でも、サブタイトルの「世界に触れる方法:わざわざ括弧付けてデザイン」ていうのは、なんだかアレだわ;)
 
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上記、非難しているのではないのです…。
タイトルって、難しいですね。\(^^)/