せぷてんばーの満月ですね。美しい月夜です。
突然ですが。わたしは、「おばさん」という言葉がわりと好きです。
年長の女性を、父母の姉妹に疑似させた言葉。深い親しさ、身近な気安さをこめることができる言葉です。
そう使わない人も多いけれど・・・。
小学生低学年の頃に習った「月夜」という曲がとても好きでした。
たしか、フランスの歌でした。
よく知られている曲です。
となりのおばさん こんばんは
きれいなきれいな 月夜です
おばさん ごきげんいかがです
いっしょに 歌を歌いましょう。
この歌詞に妄想していました。
隣のおばさんは、まだ若いきれいなひとで。
夜になったのに、家に独りでいます。
彼女の夫は、結婚後まもなく、兵隊にとられたのです。
その家の少年は、彼女が気の毒でなりません。
大人たちのうわさ話。
遠い地での戦局の厳しさは、街にも伝わってきています。
子供たちの耳にも。
さびしそうに窓から外を見ている彼女。
少年は、たまらず窓越しに彼女へ話しかけます。
おばさん、ごきげんよう。きれいな月夜ですねー。
・・・てな具合に(実はまだまだ妄想は続く)。
わたしの「おばさん」という表現へのよい感情は、この曲に由来するように思います。
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さて。若い頃から、ちゃんとしたおばさんになることを目指し、幾年月。
年齢と容姿は、ずいぶんと前に、めでたく立派なおばさんになりました。
でも、最近すこし恥ずかしいことがあります。
・・・必要としすぎている気がするのです。
だから、明和電機とか。明和電機とか。さらに明和電機周辺の世界を。
なんなんでしょうね?
おばさんとして、すこし恥ずかしいですー。