本ー。

明和電機社長が先々月、金沢で鈴木大拙館へ行ったとつぶやかれていました。
http://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/index.html
 
ふと興味をもって、氏の新書を一冊、手にしてみました。
 
昨年後半から、仏教の初心者向け入門書を数冊読んでいます。
父がお寺の長男だったのに。わたしは仏教についてほとんど何も知識がないことにきづいたからです。
 
そろそろ、こういうのも読めるかな。
と思って、鈴木大拙の新書を買ってみたわけですが。
 
これが、自分に向けて書いてある本とまったく受け止めることができず、ちゃんと読めませんでした。
 
最近は、本を時間かけて丁寧に読むよう心がけているのですが。
この本は、文字通り、斜めに数行おきに読み下してしまいました。
文章はとてもテンポよく、内容も特に難しくなく、読みやすかったのに。です。
 
たぶん自分に何かが全然足りません。宗教的謙虚さ?とかそんなものが。ちょっと落ち込み。
 
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分野は科学でも哲学でも。
初心者向けの本が好き。それらしかほとんど読んできていません。
 
これって、ココロとアタマの貧乏性。
 
たとえば、カントに魅かれるなら、カントを。
國分功一郎先生のファンなら、先生がすすめる哲学者を。
翻訳があるものが多いのだから、著作そのものにチャレンジすればいいのに。

(でも、やっぱり、「よくできた」初心者向け本を探してしまうのだろうな。)