悩み測量

明和電機ジャーナルに付いてくる、社長手書き原稿によるA4両面の「世界の社長から」。
最新号は、「悩み」についてでした。
 
悩み…
 
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そのなか、「ロボットの悩み」について。

行動を決定する処理が、何らかの処理で行えず、行動の決定が行えない場合のことだろう。

と位置付けているのがおもしろいです。
 
なるほど。
制御の機構の条件設定に不適切な矛盾がある場合など。マシンであるロボットが次にすべき行動を選べず、一種の葛藤が生じ、エラーが起こるなどは、ロボットが悩んでいるゆえの現象、と表現することができそうです。
 
ロボットの「悩み」には論理的な理由がある。
 
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人間の悩みも、論理で測ることができるだろうか。
 
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定性的に、かなり論理的な理由付けができるのではないでしょうか。ヒトの悩み。
 
でも、「悩みの量」を測定する、というのは、当方の想像を越えます...
 
ただ、「悩み」の深刻さを、それをもたらす機構と条件(初期条件、内部条件/外部条件、選択の多様性)などからモデル化し、適切なパラメーターを与えれば、もしかしたらある程度、定量的に解析できるような気がします。
 
だけど...人の悩みの完全論理的説明は、無理。たぶん。
 
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悩みは、その人自身のもの。
 
その人自身なら、測定できるかもしれませんね。
 
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まっとうに悩むことができる人を尊敬します。勇気と知力がないとできないことだと思う。
 
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昨夜は月の光がとことん澄んだ夜でした。
 
悩みが主体をそこなうことがありませんように。