ロボットの未来は約束されているか

先月行われた、Pepper Tech Festival 2014 の パネルディスカッション 動画があがっていました。
http://youtu.be/4lHZ97htViA
 
レポートも:
http://kai-you.net/article/8980
 
改めて見ると。いろいろ発見があります。このディスカッション。
 
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ロボット。
このイベントで主催者側が、
 
「ロボットはめったにないほど約束された未来を持ったプロダクト」
 
と表現されていたのが印象的でした。
 
ロボットの、約束された、未来。
 
 それは、本当だろうか。
 もしそれが本当なら、ロボットはいま、約束された未来へ向かう、どこ、にいるのだろう。
 
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ふと思い出しました。
「電協ジャーナル」過去発行分を入手しほじっているとき。
ずいぶん以前に開催されたロボットイベントについて社長が語りまくっている、興味深い記事が気になったのです。
 
捜しました。こちらでした。
2003年5月刊行 電協ジャーナル 第10期 第1号 4〜5頁
『僕らは20世紀の夢に今も縛られている・・・』
 
10年以上前。スタッフが社長にインタビューする形式をとっています。
 
電協ジャーナルは、インタビュー記事も、社長が自作自演で書かれていたそう。
こちらの記事も、もしかしたら、社長自身が書き下ろされたものである可能性が高そうです...。
 
「robodex2003」というイベント開催後。
(このイベントの様子は、こちらのページでうかがえます: http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0403/robodex.htm )
 
2003年…AIBOASIMOで盛り上がったロボットブームがひと段落した頃でしょうか。
 
そのイベントや、ロボットを巡る当時の状況について、若干とりとめなくも、クリティカルな語り。
 
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10年経った今、国内外のロボット開発をめぐる状況は、素晴らしく進展した面が多いのでしょう。
 
機構や、その制御の仕組みや。普及の程度や。
 
その一方、2003年に社長がつっこまれていたコトらが、相変わらずほぼそのまま残っているし。
さらに強まりありありと照らし出されている面もありそうです。
 
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ロボットの壊れやすさ/高価であること/企業や国が「ロボット立国」と騒ぐ状況/推しつけられるイメージと現実のちがい/目的の非具体性/過剰な物質主義/そして、工業製品がもつ攻撃性...
 
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 当時、「歌うロボット」:セーモンズを開発されているころ。
 
 それから数年後、「バカロボ」イベントを企画...。
 
明和電機とロボットの関係って、とてもおもしろい。興味深いのでした。
 
 
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さて。
TOKYO DESIGNERS WEEK スーパーロボット展、楽しみです。
(当方、行きませんけれど;)
(レポート、待ってます((おい