おもいだしながら〜

トノフォンフェスに明和電機が出演する、という情報がながれたとき。
 
ひかれたけれど、参加することは考えていなかったのです。
 
 社長の雨男ぶりを鑑みると、リスキーですし。
 他のバンドをよく知りません。正直、現在のJ-POPシーンについてほとんど知識がないのです。
 さらに、所沢は遠そう。行くだけでつかれそうです。
 
でも、情報を調べていくうち、「これは、行かねば」と思うようになりました。
 
 トクマルシューゴさん、そして、参加するバンドはみな、評価が高く。
 ネットで公開されている曲を聴くと、良い感じです好感がもてます。
 つくばから所沢へも、東京へ出ないルート(武蔵野線!)をつかえば、あまりストレスなく移動できそうです。
 
思い切ってチケットを入手。
DOMMUNEの特番を見てからは、待ち遠しくてたまらなくなりました。
 
*****
当日、早めに家を出て。航空公園に早く着きすぎました。
おかげで、公園内にある航空発祥記念館もじゅうぶん楽しむことができました。(貴重な機体やエンジンの実物をたくさん見ることができます)
 
開場・開演。
チケットの整理番号は後ろのほうだったけれど。身ひとつの軽さ。よい位置のベンチに座らせてもらうことができました。
 
楽しかったー。
ビール片手に演奏を堪能。合間にはマーケットを覗いて。
 
音楽もお店も、そして聴き手の方々も、なにか特別。
こんなスペシャルなセンスでオーガナイズできるトクマルさんって、すばらしいな...。
 
ベンチからステージをながめながら。すこしうしろめたい気持ちがありました(あるように思いました)。
 丸一日、こんなに楽しく優雅に過ごしていいのかな。
夫は出張中、地球の裏側で働いているはずです。職場のボスはいつものように超多忙で土日なしでしょう。家庭もちの社会人の多くは、仕事のないときを家族サービスのために費やしているはずです。 そして当方は、音楽ファンというよりただただここ数年めいわファンであるだけです。
 
でも、後から思い返すと、そのようなうしろめたさは、楽しくしあわせな気持ちをすこしも傷つけていません。
よいことたのしいことへの参加は、やったものがちですね。ふふ。
 
*****
11時ころには、もう、明和楽器たちはスタンバイしていました。
開場を待つ間、リハーサル! 地球のプレゼントや社歌が惜しみなく聴こえてきます。
 
(もし余裕があれば、ゲスト参加などがある段取りだったのかもしれません。想像ですが。)
 
最初の演奏が明和電機
1000人台はいっている会場。たぶん、初めて聴くひとが多かったのではないかしら。
隣に座っていたグループ(野外フェスなどの常連さんたちらしい)参加の若い女性が。パチモクが開くとき、マリンカの紹介演奏、ベロミンがベロを落とすとき、オタマトーンのハミング、ティンパニーの手動チューニング、など要所要所でうけてころころ笑われていたのが、すごくうれしかったです。
 
演奏も(比較的)段取りよくトラブルすくなく端正(?)に進み。
短い時間ながら演目も豪華。「イカリを揚げよう」「地球のプレゼント」「社歌」の三本立てです。
 
ベロミンもありましたが・・・(って、ベロミン三体の演目、いつのまにか定番になりましたね〜)
 
そうそう、ティンパニー。きっと持ち込まれるよー、と予想していましたが、やっぱり持ち込まれていましたね(笑)。
 
気持ちよかったです。野外に響く青い社長ティンパニー。
 
*****
トリのトクマルシューゴさんのバンドのアンコールで、社長がゲストとして加わられました。「Rum Hee」という不思議な歌詞のかわいらしく美しい曲で共演。
オタマトーンDXと、トントンくんと音源と、ティンパニーと。まさかのグラスカープが登場。
 
「打ち合わせてない…」と社長、おっしゃられていましたが。社長も楽器たちも非常によい仕事をなされていました。
 
素敵〜。明和さんのファンとして「ここ」にいることが誇らしかったです(笑)。