<総合造形>展再訪

日曜日。
水戸市千波湖のほとりにある茨城県近代美術館で行われている「奇想天外! アートと教育の実験場 筑波大学〈総合造形〉展」を再訪しました。
 
「篠田先生の課外授業」という企画に申し込んでいたのです。
 
明和電機社長の恩師でいらっしゃる篠田守男氏。
貴重な機会です。逃せませんでした。
 
作品の前でお話をうかがって。
 
 (篠田先生の作品はアルミが多く使われ。シンメトリーが特徴です。
 (アポロで行われた蜘蛛の巣の実験に着想をえられたのだそう。
 
 (篠田先生の作品はいつまでも、見ていることができそうです。線を張りめぐらしたそのテンションのなかで…
 
講堂に移り講義、そしてワークショップ。
 
篠田先生が考案された”3Dボックス”というものをつくりました。
 
 ボックスっていったら、3Dにきまっている…。
 
という思念にぼんやり包まれたままの、その程度のアタマとココロの当方は、なかなかコツがつかめず、苦戦しました。
近日中に再チャレンジしたいです;
 
篠田先生は、とてもお元気そうで。
お話も明晰でおもしろく。展示室でも講堂でもずっと立ったまま、ぴたりすんなりと背筋ののびた姿勢でずっといらっしゃいました。
 
ドキドキしました!
 
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<総合造形>展も、じっくり拝見することができました。
 
三田村蔲右(しゅんすけ)氏
山口勝弘
篠田守男
河口龍夫氏
 
この4名の薫陶を受けた、最後の世代なのですね、社長は…。
 
頭では知っていたことだけれど。
展示を見ていくと、すとんと腑に落ちていくことがいくつもあって。
 
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明和電機からは、《プードルズヘッド》《ナポレオン銃》(開発スケッチと動画も)、
そして、修復された学生時代の作品《ロボティ》が出展。
 
パフォーマンスの授業の動画や、展示されていた過去の授業のレポートにも、ご登場されていました。
 
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そうそうたるメンバー。
 
楽しい作品がたくさんです。
会場の学芸員さん、担当者さんが、心をこめ丁寧に運営されています。
 
この日は「県民の日」で。
家族連れを中心に多くの人でにぎわっていました。
 
大学の、ひとつの専攻内の一コースについての大きな企画展が、公的美術館で。
 
必見です。