閃輝暗点

ブログによると、社長:信道さんは、閃輝暗点の症状がたまに現れるとのことです。
 
わたしも閃輝暗点の経験があります。
最初は、非常にあせりました。 職場でPCディスプレイ画面を見ていたら、急に「キラキラ光り輝く大きなソラマメ」が視界の右方に現れたのです。
両眼ともに見えることから、多分、脳による視界異常。見えているものはキレイなんですが、ものすごく視界の邪魔です。
職場は、業務外でネットをすることが厳重に禁止されているのですが、このときは無視。見える片側の視界をつかい、その症状について検索しまくってしまいました。
結果、「閃輝暗点」という、頭痛持ちには比較的よくある症状だということが分かり、心から、ほっ。
光るソラマメは、やがて滲むように広がっていき、数十分で消滅しました。
 
閃輝暗点芥川龍之介にもあったといいます。
彼の自殺後に発表された「歯車」。視界を埋め尽くしていく歯車の幻想は、多分、閃輝暗点の症状だと思われるのです。
それを知ったとき、芥川は歯車、でも自分はソラマメなんだ。このイメージの落差はなに! と独りでケタケタうけてしまいました。
 
明和電機」デビュー前のマークは、芥川の描いた河童だったそうですね。
社長と同じ症状と思えば、ちょっと怖かった閃輝暗点も、すこしうれしいです。