「すーびょーるーみゅー」の楽しみ方1

いばらき生協が、谷川俊太郎さんと「明和電機」社長:土佐信道さんの合作絵本:「すーびょーるーみゅー」を持ってきてくれました。(*^^*)

すーびょーるーみゅー (谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」)

すーびょーるーみゅー (谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」)

独創的な内容です。「せかいのしくみ」というお題は、どなたが出されたものなのでしょうか?
まず、信道さんが絵を描き、それに谷川さんが言葉、というか、ひらがなによる音のイメージをかぶせたものです。谷川さんは、信道さんの絵に「曼荼羅」を感じられたとのこと。
谷川さんの担当された文字情報に、言語としてのソシュール的な意味はおそらく全くありません。一方、信道さんの絵は古典的な「型」が用いられていて、はるかに具体的・具象的です。
 
これはまず、社長の絵に見惚れるのが最初の楽しみ方でしょう。
 
装飾的かつ静謐に表された青い「世界の枠」にほれぼれ。
ページをめくるたびに現れる「しくみ」の変化にほれぼれ。
ページをめくり返しては変化の流れを確認。思考の流れにほれぼれ。