男に生まれたかった(頃があった)

明和電機画報2」を見ていたら、ふと、思い出したことがあります。
 
わたしは、小学生からハイティーンころまで、「男の子に生まれてきたかった」と漠然と、でも真面目に感じていました。
女よりも男として生きる人生のほうが、選択肢が多く、豊潤で、何より自由な気がしていたのです。
 
大人になり、その考えは消失しました。
多分、「女も大変だけど男も大変。いいことばかりじゃないよ。」と、自然、納得したのでしょう。
 
でも、このライブビデオを見ていてよみがえった、(言葉を変えれば)自分の性へのネガティブ。
幼い自分がしつこく抱えていた、自分が男ならよかったのに、という気持ち。
 
なぜだろう。
 
無意識のうちに、ビデオのなかの明和電機へ、素直に嫉妬しているのかもしれません。
(今のわたしが? あの頃のわたしが?)
 
忘れてたはずだった。納得もしていたはずだった、でも、忘れてなかった。
なんだかそれはちょっとせつない。
 
ま。いずれにせよ。
本来の性向や人生の成り行きのせいか、自分の表出の仕方の質はかなり男寄りだと言われています;
 
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やりすぎ感まぶしいこの動画、何回も見てしまいました。

めちゃくちゃ感情をこめて、「エリーゼのために」を、オタマトーンメロディで弾いてみた。

動画>> http://www.youtube.com/watch?v=dKstYQML0wE
  
超越してらっしゃる。今のこの方に羨望や嫉妬を感じる余地なんてカケラもありませんっ。
 
社長のこの苦悩と憂いと悲愴感あふれる表情を、最近どこかで見たことあるような・・・。
・・・思い出しました。映画「日本沈没」でです。
 
思わずスケッチ。

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