うわっつらワールド

斉藤和義さんの曲に「きみの顔が好きだ」という比較的広く知られている曲があります。
15年以上前。大阪にいたころFM局の月間ヘビーローテンションで流れました。
「きみの顔が好きだ」って、よく分かります。
好きな人の顔ってほんとに好きになりますから。 <− 巡回現象
 
単に、人体の上のほうにあり、感覚器官が集まっている場所。
「顔」に宿るもののことを思うと、不思議です。
顔の些細な造作や変化に、天井知らずの情報が含まれている。
何を見ているのだろう、わたしたちは、顔のなかに。

顔の不思議。明和電機製品には時々、顔が現れます。
 
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石黒博士がご自身に似せてつくったロボット「ジェミノイド」に似続けるため、最近
顔の整形手術をされたと聴いて。
そこまでされるのか!
理由に納得するしないなどの次元を飛び越え、純粋に感動しました。
 
氏のおっしゃるとおり、この世は「うわっつらワールド」です。
それが事実であることを、生きている実感としてよく知っています。
表象されてくる表層しか感じ取ることができないこの世界。
 
わたしたちが感度を上げることができるは、表層的な事象に対してのみ。
 
表層からどこまで深くいけるか。
それを追及するためには、つまりまず、ただただ表層にこだわらなければ。
 
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幸か不幸か。自らのうわっつらをどうしたいかは、・・・イメージ持てません。
 
しかし最近、最強の格好を見つけました。
大き目のコンデジに両端つりストラップを付けて首から下げ。
さらに重ねて、「コカリナ」という小さな木製の笛を首に下げていると。
あまりにも正体不明のおばさんに見えるらしく。
電器屋へ行っても、店員さんが声をかけてきません。
つかえるかも。と思っています;
目指すべき方向が間違っています。わかってマス。

<2011/2/22 人名間違い訂正!>