発想術の特別講座から 4

ヒラメキをカタチにする6つのポイントの話の続きから、
 江戸時代に行われていた捕鯨に似ているんです。
と、旧い絵図を数枚スライドで示し、古式捕鯨について説明されました。
 
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クジラは、莫大な価値を有しています。
捕鯨を行う漁村。普段は、湾にクジラが現れるのをひたすら待って過ごします。
見張り台に人を立て。残りの者は家で細工物をつくりながら、ぼんやりと。
 
ひとたびクジラが気配を現せば。
かつて水軍で名を馳せた時代に培った技術。統制された船団は、見張り台からの合図のもと、クジラを追い詰め、取り囲み。
網をかけて動きを封じ、モリを打って弱らせて。
 
そして、志願し選ばれた一人の男が。海中に飛び込み、その巨大なクジラとともに深く沈んでいきます。
クジラの鼻に包丁でとどめを刺し穴を開け、陸へ引き上げるための綱をとおすのです。
 
そのあとは、棒を張り渡した2艘の船がクジラをはさみこみ。沈まないように陸へ向かい。
綱が巻き上げられ、クジラの巨体は浜へ引き上げられます・・・。
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以上は、社長の説明に当方がちょっとだけ追記。

純粋な自然の贈与 (講談社学術文庫)

純粋な自然の贈与 (講談社学術文庫)

blogに書くのが3回目になりますが、上記本の『すばらしい日本捕鯨』という文章、おすすめです。
 
捕鯨に例える話。
土佐さんが釣り上げる勇魚は、土佐さんがエサを与えて成長させただけではなく。
自然の、世界からの贈与なんだなー。
って、感動しまつ。 ( <− ファン心理 )