昨夕はこちらへ行ってきました。
LONG FOR SPRING
出演:ヲノサトル+安田寿之(ピアノ、トーク 他)
会場: SEED SHIP WORKSHOP LOUNGE
それぞれ電子音楽をベースに創作活動を展開する2人の音楽家が、今回はピアノや鍵盤ハーモニカ、トイピアノといったアコースティック楽器だけで共演します。
http://blog.goo.ne.jp/wonosatoru/e/1cc6ac4c51dcce7d7c7f0486f6b72315
「Sleeping Beauty」が壮絶に美しい曲であることを再認識。
「One Note Samba」と童謡「赤い靴」。
かのブラックベルベッツでヲノさんが魅せる、粛々とこなされていくベースラインとエモーショナルなメロディのパート。それにピアノならではの絢爛な和音作業が加わった、迫力ある演奏を聴くことができたのでした。ヽ(*´∀`)ノ
対談後の、お二人によるピアノ、トイピアノ、鍵盤ハーモニカを用いた合奏もとても楽しく。
ピアニカやトイピアノで印象的な風情のある音を出せるんだなー、と感心。
「3月の雨」。かわいー。対話?つぶやき?的なフレーズの連なりが印象的な曲。(昔からうっすらと知っている曲でしたが。最近、Youtubeで聴いて素晴らしさをかみしめています。)
そして、安田さんの楽曲って、よいなー。
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話変わって、先日、紀伊国屋サザンシアターで行われた國分功一郎先生の公開授業を聴きに行きました。
(初:ナマ國分先生っ!w)
授業の内容をものすごくざっくり言うと:
「死の感覚にも近い<極端な快>と、純粋な自己組織化である<極端な美>体験。その間に連続的に、不純な<楽しさ>や<快>があるのでは。」
というお話しでした。
最後の質疑応答で、若い方が「その両極端はもしかして環になって繋がるのではないでしょうか。」と質問されたのが印象に残っていました。
音楽体験には、たしかに極端な<美>と<快>が裏側で背中合わせになるような、死の静寂に似た純粋な感覚、が宿ることがある。
・・・かも。
昨夜はそんなこと考えながら、帰りました。