寺田寅彦

ようやく風邪が治ってきました。一息。

寺田寅彦 - 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学 (中公新書)

寺田寅彦 - 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学 (中公新書)

寺田寅彦の時代の科学史と氏の研究活動・文筆活動の関係に焦点を当てているのがおもしろいです。
プチ高等遊民ともいえる寅彦が若い頃から傾倒した、超高等遊民レイリー卿。
寅彦と漱石の関係もきっちり。思いを馳せ、萌えてしまいました。
 
最近読んだ新書もうひとつ。
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

対談で構成されています。目新しい切り口も発見でき、おもしろく読みました。
「とんでも本だっ」とか「キリスト教への冒涜だっ」他、一部でさまざまな批判も盛り上がっているようです。
多分、そんな議論も含め、読者があーだーこーだ突っ込んだり同意したり首をかしげたりできるよう、意図的につくってあります。興味深いです。
 
以前読んだ本でお薦めがあったので紹介。
ニーチェ―自由を求めた生涯 (ちくま学芸文庫)

ニーチェ―自由を求めた生涯 (ちくま学芸文庫)

絵が素晴らしいです。訳者解説も丁寧。ニーチェ入門に最適ではー。