旧い伊万里/粘土

一昨日は、オタマトーンカフェへお邪魔したあと、渋谷の戸栗美術館「初期伊万里展」へ行ってきました。
 
夏。巷の美術館・博物館では、夏休みで新規分野を狙う人寄せ企画?があまた行われているというのに。
イベント情報をすこし調べて。行こうかなと思えたのが戸栗美術館で。
 わたしって。やっぱりただの骨董器好きおばさんなんだな。
 アンテナの立て方がまだまだ弱いんです。
と淋しく思う一方。
渋谷の人混みを抜け、閑静な戸栗美術館で旧い磁器を楽しむ趣向は、想像以上に格別でした。
 
鍋島は見ていると絵付けの精密さ繊細さにキーッとなることがありますが(笑)。
初期伊万里は、ゆったりとした心持になります。
 
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現在、ネットで調べたり、店頭を観察したりして。あまりにも知識がなかった「粘土」について、ちょっとだけごく基本的なことを勉強中。
 紙粘土も進化しているんだなー、とか。
 樹脂粘土では鮮やかでポップな作品ができるんだな、とか。
 先日の「げっしー祭」で買ったハムスターのミニフィギュアは、重量感があってどうやらオーブン樹脂粘土製らしい、とか。
 石粉粘土だと、時間をかけて盛ったり、あとからガリガリ削ったりできるのか。とか。
 
子供の頃、駄菓子屋さんに「ロウねんど」という、透明感のある粘土が売られていたのを思い出しました。
あれ、きれいだったな。
懐かしく思っていると、その粘土の匂いをふわっと鼻に感じました。
人の記憶って、不思議です。
 
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先月行ってきた旅行記を、別ブログにざっとまとめました。
http://d.hatena.ne.jp/Fumiba/searchdiary?word=%A5%A4%A5%F3%A5%C9%A5%CD%A5%B7%A5%A2&type=detail