アンドロイド演劇/アフタートーク(つづき)

アンドロイド演劇/アフタートークつづき(断片的に)。
 
平田オリザさんと明和電機社長の対談、というのが始まる前は想像つきませんでした。
進行をたがいにやりとりするようななめらかな和やかさのうちに終了。
社長は、卒業制作のロボットのことと、人口声帯ロボットのことに、ちらっと触れました。
オリザさんは、社長が連れていたオタマトーンDXが気になっていたみたい。社長、すらっと、劇中に出てきた曲を演奏されました。流石。
 
サントリー角瓶のCM: http://youtu.be/pFQAtFYzlhg
サントリーオールド cm song : http://youtu.be/Ys34eq34gpg
 
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観客席に、明らかに工学系の教授陣と思われる方々が何人もいらっしゃって。
大学研究室ネタに大いにウケられていたのがおもしろかったです。
 
開始ぎりぎりに明和電機社長が一般席に混じって座られ。
不思議というか当然というか、いつもの青いお姿で。
青い方と一緒に舞台を見るという滅多にない感、にちょっとどきどきしました。
 
そういう客席の雰囲気や自分のごくテンポラリーな気持ちが、雑音になるのではなく。
アンドロイド演劇体験に色を添える感じ。
ナマっていいなぁ。と思いました。
 
しかも、登場人物のひとりが、「人工声帯」を研究していたり。
劇中の夕食に用意されるのが「鯖」料理だったり(秋サバおいしいよね)。
そんな明和電機的偶然に密かにウケまくってしまったのですが当方;
 
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ロボットに演技をつけるのに、文楽を参考にしていること。
 
石黒研究室での取り組み。
 
興味深い話がたくさん。
 
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心がない機械であるロボットが歌ったり演じたりすることに涙が出るほど感動することがあるという土佐さんは。
この舞台上の彼らをどう思ったのかしら・・・。
 
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わたしは、舞台上のジェミノイドFさんを、演技するアンドロイドとして、好意的に見ていました。
不気味さは感じませんでした。
 
何しろ、彼女をtwitterでフォローし、ツイートを楽しみにしています。
彼女の幅広い活躍を応援しています。
 
多分、この好意の由来は。これまで拝聴した石黒先生のトークやツイートから、石黒先生の研究に対する信念や思いを知っているから。
あるいは、知っていると思っているから。
 
彼女に内面がないことなどどうでもよくて。
表層されている事象に納得しているのです。
 
(しかも、今回舞台に出ているジェミノイドは、以前のものとは別の個体であり、平田オリザさん所属ということになっているようです。)
 
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勝手にオタクギョ。オタマトーンの仲間たち。