ウケテルのことを考えテル。明和電機ファンになって3回目くらいのマイブームです。
今期の電協ジャーナルに、八谷さんがメディアアートについての連載をされています。
(素晴らしく贅沢な企画です・・・文字数が少ないのが残念ッ。)
最新号では、明和電機について書かれています!
最もメディアアート的、また明和電機的だと八谷さんが感じる製品は、ウケテルなのだそうです。
「綺麗な悪夢をそのまま形にした、みたいな」
「綺麗な外観の裏にあっけらかんとした残酷さを併せ持っている」
あれこれ思いを巡らすきっかけになったのは、その記事。
*****
ウケテルは、明和電機がSMEのオーディション書類提出時に企画した製品なので、「デビュー作品」という位置づけなのでしょう。
書類の内容をこちらの本でうかがうことができます。貴重!
- 作者: 中村至男,土佐信道
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2006/10/31
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
「魚器図鑑」。ウケテルは比較的さらっと説明されているように思えます。
「魚コードのできるまで」には、かなり詳細に制作の過程等がかかれています。
籠のように見せる糸は、テニスのガットなのですねー。
ウケテルの矢を発射する機構について、以前社長がブログで、はじめて機構らしい機構を作ったのがこれ、と書かれていました。
時報の音響に合わせ電気が瞬間的に流れる回路を設計したのはどなたなのでせう。
*****
ウケテルを知ったころは、ウケテルのなかの魚になったつもりでウケテルを考えるのが好きでした。
http://d.hatena.ne.jp/Fumiba_m/20100318/1268860484
(このころの自分て、文章に勢いがある、というか、いっちゃってる?・・・;)
そろそろきちんと外から観察し認識したい。
*****
でも、やっぱり、なかの魚は「自分」であるように見える。ような気がする。
魚は、何も考えていない
魚は、殺されたいと思っている のかもしれない
*****
「魚コードのできるまで」に、図をつかった濃いウケテル解説があります。
それまでに制作した魚器との関係を基に自己分析されたという説明です。
図で説明されているそれを見てると、ほえ〜、となります。( <− ついていけてないから )
*****
シンプルに考えるため、とりあえずどう見えるかをメモ。
1 神様 or 作家 ( or きまぐれな/意志のない他人 )
2 電話 −> きっかけとなる音声情報<時報>を発するモノ or 引きがね
3 弓矢−> ウつもの、死をもたらすもの
4 かご = 世界 or 閉じ込める界
5 棺(は今のところ見えない −> 魚が死んでいないから)
(たぶん、後日へつづく、かもしれない)