田宮模型の仕事

社長がtwitterでおもしろいと紹介された本があり、興味を引かれ読んでみようと思いました。

田宮模型の仕事 (文春文庫)

田宮模型の仕事 (文春文庫)

 
表紙にかすかに記憶があります。
東京へ出かけたついでに何件もの本屋で探したのですが、置いていません。
ヨドバシカメラ秋葉原店の有隣堂へも、ここならきっとある、と考え行ったのですが、ありませんでした(意外!)。
 
そんなわけで、いばらき生協のネットで5%引きで購入。
ミズナや牛乳などと一緒に、先日届けてもらいました。
 
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おもしろかったです! かっこいい話です!
当方、ミリタリーにも、車にも、スピードにも、F1にも、全く興味ありませんのに。
(ミリタリー関係はむしろ苦手なくらい。)
 
どきどきわくわく読みました。
特に、前半のプラモデル開発成功譚。
 
タミヤの会長は、ちょうど当方の父母の世代です。
タミヤ製品の流行のあゆみは、幼い頃から眼の隅で目撃してきました。
 
小学生のころ、田舎の団地の文房具屋に、プラモデルの箱がぎっしり詰まれていて。
なぜこんなにたくさんの種類の戦闘機や戦艦の模型が売られているのだろう、と不思議で。
でも、作るの楽しそうだな、男子の趣味かー、と秘かに指をくわえていたのでした。
 
そして、思い出しました。
父は寺の息子で。殺傷にからむもの、特にミリタリー的なものへ子供が興味を示すなんてもってのほかと思っている人でした。娘が航空ショーのニュース映像を熱心に見ているだけで不機嫌だったくらいです。
当方のミリタリー関係オタクへの偏見?は、父由来だ・・・。
 
けっして自分とは交差しなかった世界だったんだなー。感慨深いです。
読み終わった後、しばらくタミヤのサイトの製品ページをながめて過ごしました。
 
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森博嗣氏の短編「素敵な模型屋さん」を思い出しました。
模型好きにはたまらない話だろうと思います。こちらに掲載。