肺魚にもどる 1

明和電機社長が大学院の修了論文「芸術における生物表現とシミュレーター」とともに製作し、審査を受け、修了制作展で展示・デモした魚器。
「弓魚」、「オタクギョタク」、「魚打棒」、「肺魚」と、「パチモク(背負わない壁展示方式)」、「金魚のフン」。そして幻の「トロノーム」。(でいいのかな
(「魚器図鑑」による)
 
このときのネーミングはシャレを狙ったものだけではなさそう。
 
肺魚、と言えば、実在する魚がいます。
デボン紀に出現。中生代にかけてもっとも栄えた、生きた化石とか、古代魚とか言われる魚。
エラと共に肺を持ち、肺呼吸もできる魚です。
 
院生のとき、教養程度の生物学の授業を全て受講したという社長は、当然、このハイギョになじみがあり。よく知っていたと思われます。
 
実在する魚の名を作品に付けたのに、理由はあったのでしょうか。
ちょっと不思議です。