《 lost Windows 》を訪ねて

先日、大垣にある情報科学芸術大学院大学の紀要、最新刊をとりよせました。
(当方は一般人ですが、公式WEBサイトから取り寄せることができました。)
 
どうしても、この記事を読みたかったのです。
 
クワクボリョウタ准教授インタビュー》
聞き手:馬定延 (p.69-91)
 
充実したインタビューでした。
(ちょっと、知恵熱中…。
詳細は、もしかしたら後日。
 
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その記事を読んだら、行きたくてしょうがなくなったので、昨日行ってきたのです。
市原湖畔美術館
 
クワクボさんの作品《 lost Windows / 2013 》が常設となっています。
昨年の、lost ではじまる三部作のひとつ。
 
小湊鐡道に乗るのは、2回目。
そういえば、前回も、クワクボサンの作品を見たいがゆえの小旅行でした。
http://d.hatena.ne.jp/Fumiba_m/20111201/1322690489
 

中央に、柱がある、半円形の展示室。
 
きっちり計算・設計され切り抜いた型を点光源で照射することにより、壁にびしっとたくさんの窓が映し出しています。
壁面は趣深い肌のコンクリート。光が映し出す窓は、和紙を張った障子のような質感。
窓(の外)には、木の枝が、ゆっくりと移動。
 
光源付近の仕組みや動きもオープンに見えます。
 
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それは。
ひとり、見る体験を、体験。
 
心の壁へ映し出されている窓を、空っぽになって目を巡らし見ているみたい。
 
 
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思い返して、思う。
 あの展示室へ続く「どこでもドア」を心に留めたいな。
 
 
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小湊鐡道も。美術館の他の作品も、湖の風景も。
堪能いたしました。
 
失業期間もあと少しで終わり。満たされた平日休日でした。