マテリアライジング展2

2日土曜日は、猛暑のなか

へ行ってまいりました。(その後、びわ湖方面へ移動し一泊
 
いっぺんに思い立たないと、おばさんは夏、動けないのでございます。
普通の土日だけれど…。 勤めはじめの今年は、まだ夏休も有給休暇もないから。この二日間がわたしの夏休み。
 
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マテリアライジング展II、とても興味深かったです。
http://materializing.org/
 
公式サイトから引用:

本展では、人間のもつ類推・連想といった感性とコンピュータメディアにおける演繹的な手続きの相似性に焦点を当て、伝言ゲーム的なプロセスを経て伝達/造形されたオブジェクトや、既にある造形物の断面をもとに生成されたオブジェクトを3Dプリントし、その経緯とともに展示します。人間の恣意的な連想と、コンピュータによる演繹的プロセスの拮抗点として生まれる作品群から、新しい表現メディアとして取り上げられて久しいコンピュータメディアの造形における関係性について考えます。

・・・こういう企画展って。説明しようとすると、どうしても長くなってしまいますね。
「相似性」「拮抗点」・・・ふふ、不思議な単語の使いかた。(by 外部者一般人
作品を説明する文章も含め、テキスト世界が独特です。
 
もう、老眼が来ていて、近視もすすんでいて。 展示物を見たり説明を読解したりをこなすのがチョー大変になってきているのですが、がんばって読みました。
 
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一番の目的はこちらでした。
 
情報科学芸術大学院大学 [IAMAS] 車輪の再発明プロジェクト  
http://materializing.org/2014exhibitor/1648
 
IAMASで今年の2月に展示されたという、クワクボリョウタさんが関わられている2作品。
 
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「写植文字盤による多光源植字」

 
拡大すると...

 
この透ける文字がびっしりおさめられている写植文字盤、それほど大きくないのです。幅40cm弱くらい。
 
参考:「亮月写植室」のサイト:
http://ryougetsu.net/sh_about.html
 
上記サイトから、植字機の原理:
http://ryougetsu.net/ab_genri.html
 
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「針穴をあけた紙を通したRGB光源による網点プロジェクション」

 
これを見て、2年前の記憶がよみがえりました。
渋谷FabCafeからの配信を見たのでした。
 
クワクボリョウタ × co-lab & FabLab 「FABツールにしかできない表現」を探して 
http://tokyo.fabcafe.com/archives/6061
 
このときクワクボさんが手がけられた「光と影のポートレート」。
レーザーカッターの限界をさぐったこの微小穴あき名刺大カードの応用した作品ですね。 
 RGBの光が重なって、フェルメールの少女がふりかえる...
 
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他のチームの作品もおもしろかったです。
特にこちらの作品群にひかれました。
 
metaPhorest(早稲田大学生命美学プラットフォーム)
http://materializing.org/2014exhibitor/1669
 

  • バクテリアの増殖によるコピー機能を利用した絵画
  • 環境条件を変えたニンジン細胞の思い思いの(?)繊細な組織成長
  • 各品種の金魚を交配させ先祖がえりさせていくプロジェクト

 
(短い言葉で説明してみました;