動いた!書いた!

半月前に注文していた、大人の科学マガジン最新号:自動手書きマシン「オートマ・テ」が、ようやく届きました。
http://otonanokagaku.net/magazine/vol41/index.html
いばらき生協さん、ありがとう。 待っていたのよ〜。
 
一昨日、仕事から帰ったら届いていて。
その日のうちに組み立てました。
滞りなく組み立てたのですが、時間が2時間近くかかりました(標準60分)。…どうやら、当方、ネジをまわすのがとても遅いようです;
 
さっそく、カムを取り付けて文字を書いてもらいました。

 
おー。
居間の室内灯の真下で撮ったので、とても見にくいですが。
明和電機社長が中学生の頃に愛用したという、きっとたくさんの試作と思索を重ね考案され・・・顔っぽい図柄になっているサインです。
 
当初予定より、ずいぶんかかったらしいオートマ・テ開発。完成まで10か月。
たぶん社長が手書きしたものを直接記録し。カムの形を調整して。何回かテストして。
 
そして届けられ、いまここで、青いマシンが書いている社長サイン。
はるばる時間を越え、多くの人の手間をとおり。
 
量産品が量産体制(?)で書くサインなのですが。
なんだか、とても愛しいです。
うっかり、何回も書かせてしまいましたが、その試し書きを捨てられません;
 
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そして。
オートマ・テが評判になっているのは、オリジナルのカムを作ることができるという触れ込みも効いていると思います。
好きな絵や文字をカムにできる、カム・ジェネレーターのWEBソフトが公表されているのです。
http://otonanokagaku.net/magazine/vol41/cam/
素晴らしい。
 
オリジナル・カムをつくりたい。
・・・でも、いきなりプラスチック板を精密に加工するなんて無理です。
 
それで、手持ちのもので、日ごろやっている事務作業(?)内でできることを考えました。
 
大昔に買った、当時、画材屋でよく売られていたイラスト用のボード。それにOHPシート(これも旧い…)を両面テープで張り、デザインカッターで切り取ってカムつくり。
 
さて、問題です。何を書こうとしたのでしょうか?

 
答え:「正」の字でした。

 
はじめはオタマトーンの絵を書かせたかったのですが。
カムの微妙な曲線を実現できる気がまったくしませんでしたので、とりあえずあきらめました。

 
なぜ「正」の字か。
明和電機にゆかり深い文字ですし(会長のおなまえ)。
全て縦横垂直の線でできています…。
 
Z軸のカムは、直観的に形と動きが結びつきます。
X軸とY軸については、曲線の解釈が難しいのです。でもマガジン11頁を見て。2軸に平行な線なら、カムの曲線の役割がつかみやすいことがわかったのでした。 −>「正」の字
 
書きだしの前半は健闘したのですが、後半、数か所でガイドをカムに沿い動かすことができませんでした。
 
カムの径が長いところでは、かなりの力がカムにかかり、厚紙だと、ガイドから受ける力で多少、変形してしまうのです。
 
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カム作成のヒントがすこしつかめました。

  • 径が長い所では、カムの曲線は単調にできる。だけど、ペンを置く/放すときの形状を工夫しないと思った通りにはガイドが動かない。
  • 径が短い所では、ガイドは滑らかに動きやすいけれど、カーブを高度に再現しないといけない。

(・・・素人おばさんの浅い考えなので、記述した内容に間違いがあるかもしれません)
 
再挑戦したいです。カムつくり…。