先の日曜日、スズキユウリさんの作品を鑑賞できるふたつの展覧会をはしごしてまいりました。
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まず、御茶ノ水駅からとことこ歩いてこちらへ。
トーキョーワンダーサイト本郷:
http://www.tokyo-ws.org/hongo/
未知なる日常 第1期
http://www.tokyo-ws.org/archive/2014/07/h0802.shtml
2014年09月28日(日)まで
作品の詳細はこのサイトに詳しいです。
http://www.redbull.com/jp/ja/stories/1331671602660/art-blog-yu-miyakoshi-140815
こちらの記事を読んで行くのがよいのではないかと思います。
(当方は、こちらを読んでいて作品に対峙できたのがとてもよかったです。)
ユウリさんの作品は、ふたつ。二部屋。
ひとつは 《Jukebox meets Tate Britain》 の再構成インスタレーション。
ジュークボックス。
美術館を訪れた人がMIXした音が録音されたレコード。
レコード。
壁に並べかけられたレコード。
レコード。
音がアナログに記録された円盤。
くるくるまわって、当てられた針の先端が音を発掘し再生する・・・。
154枚。どんな音がはいっているのでせう。
そういえば、わたし、テート・ブリテンのこと何も知りません。ターナー作品を多く所蔵することくらいしか…。
奥の部屋は、 《Dead Wax》 と 《Stomatol》 のコラボレーション。
雪の積もった日の信号機のブツブツ音。
レコードの、デッドワックスの音。
小さな破裂音。つぶやくような音たち。
そんな音たちがアートとして切り出せるなんて。
意表を突かれます。
たぶん、わたしも。
いつかどこかで似た音を聴いたことがあって。
(感じ方がごく薄いかもしれないけれど)似た体験をもっている。
のかもしれません。
壁にゆらめくレコードからの反射光。
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3人の方の展示でした。
うちのひとり、ルオ・ジーシンさんの作品で、透明な樹脂性波板を用いた作品が、山口勝弘氏の「ヴィトリーヌ」シリーズに似た効果をだしていて、興味深かったです。
http://image1.redbull.com/rbcom/010/2014-08-15/1331671566588_2/0010/1/2000/1333/2/.jpg
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それから銀座の八重洲寄りにあるこちらへ。
ポーラミュージアムアネックス
Playing with Sound
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html
http://www.cbc-net.com/event/2014/08/pola-yurisuzuki/
9月23日まで
体験型の展示です!
触って遊ばなくては、損でーす。
Garden of Russolo とototo コーナーでは。
すみません思い切り遊んできましたっ。
「The Sound of the Earth」を見ることできました。
実際に再生しているところも拝見したいです。
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たとえば、明和電機社長のモノへの固執執着は、「フェッティッシュ」と表現すれば、ほぼ万人が納得すると思うのですが。
スズキユウリさんの、モノ・オト・カタチに対する、素で邪気がなくそれでいて透徹し純度高く洗練されたこだわり、をなんと呼べばよいのでしょうね。