閑話休題。
いまのお仕事は、映像(静止画像)をPCで扱う作業がメイン。
航空写真を加工したり、とか。地図関係のデータをつくったり、とか。
画像関係作業は大好き。とても楽しい。
でも、PC仕事のフルタイムは疲れます。
「枠ごし」でヴィジュアルに携わっていることが、ほんのすこし憂鬱になってきました。
PCの四角いディスプレイに。四角いWindowをたくさん開き。その四角のなかも区切られ四角がいっぱいで。それらのなかをマウスカーソルが彷徨い。さらに作業のため、次々と四角を開くことが必要。
結果、見る画が、四角の枠に囲まれたものばかりです。
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絵の枠は大切。つまり、額縁。
アンティークの絵につきもの。展示に必須。
インテリアとして絵を飾るときにも必要だし。
額縁効果。
絵を枠で区切ることで、より素敵に完成度高く見えます、と明和電機社長もどこかでおっしゃっていました。
額縁の存在に、文句をつけたいわけではないのです…。
でも、すこし食傷してしまいました。画を四角のなかにばかり見ることに。
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こちらのイベントがとても気になっていました。
bction!
http://bction.com/?page_id=54
取り壊す予定のビルに新進気鋭の若手アーティストがつどい、作品を展示するのだそう。
グラフィティ系、いと、ゆかし。
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先日、思い切って行って来ました。
結果。
とても楽しかったです。
枠つきの画もあるのですが、気になりませんでした。
絵がスペースに置かれている。
空間に置かれた絵を見ている。
絵はスペースに描かれた。
空間に描かれた絵を見た。
会場を歩き回りながら、面が晴れる気がしました。
(明和電機のファッションブランド:MeeWee Dinkee の、Aruta Soup さんの作品もしっかり拝見できました。)
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このイベント会場ビル。
9階建てなのですが。
10階での展示も行われていたのです。
エキソニモさんの仕業です。
http://exonemo.com/bction/
画像を選んでミックスシェイクするのが楽しく。
つい、時折訪れては遊んでいたのでした。
作家でもないのに。すみません。
当方があそばせていただいた一例:
この#10F の存在のおかげで、「気鋭若手アーティストを集めたイベント」、への敷居が消失し、リアルにイベントへ行く決意をする後押しになったのでした。
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さてさて。PCお仕事がんばります。
けふも四角い枠のなかを見る作業です。