バルサ材でカム自作

大人の科学、オートマ・テ。
 
先日、自作カムで書かせた文字を夫に見せたら、
「よく書けているじゃん」
と言ってくれました。
 
こちらです。

書の額でよく見かける「和」の字。
もちろん、明和電機の「和」の字でもあります。
 
気をよくし、作成方法を公開したいと思います。
ええと、公開すると敢えて言うほどたいした方法ではないのですが。
特別な道具や技術のいらない、安易で簡単な方法なので。
 
用いたのは、DIYショップで売っていた2mm厚のバルサ材。
完成したカムは、こんな感じです。

 
>用意するもの
2mm厚バルサ材(均質で柔らかい部分だと加工が楽です)
小型カッター (切り出し彫刻刀やデザインカッターでも可)
ハサミで容易に切れる薄い透明樹脂シート
 (たまたま、なつかしのOHPシートが手元にあったので、それを使いました)
両面テープ
紙やすり 
細いマジックペン、セロテープ、他
 
>手順
 
1)
公式のカムジェネレータ( http://otonanokagaku.net/magazine/vol41/appli/ )で作成したPDFを等倍で紙に印刷
 
2)
透明シートを重ね、細いマジックペンでカムの輪郭をなぞり書き
 
3)
透明シートの裏面に、両面テープを隙間なく貼る
 
4)
透明シートのカムの輪郭をハサミでできるだけ忠実に切り取る。バルサ材にしっかり貼り付ける
 
5)
バルサ材を、透明シートのカム形状に合わせ、カッター等で切り出す
(カム外側はあとからいくらでも削れます。カム輪郭内側まで切り込まないよう注意。)
 
6)
カッターで切った断面を、紙やすりでなめらかにする(削りすぎに注意)
ついでにカム裏面も、心持ちやすってなめらかにする(透明シートと両面テープの厚さをやするくらいの気持ちで軽めに)
 
7)
バルサが折れそうな部分があったら、セロテープで補強(つまり、折れそうな部分ができて補強したのです;)
 
ー> できあがり! オートマ・テにはめて書かせませう。
 
たぶん、樹脂板を削るより、ずっとずっと簡単にできると思います。