80年代なかば、自分が二十歳前後でJ-POP(当時はそんな呼び方ではなかったけれど)をよく聴いていたころ、日本のシーンにラップがはいってきました。
当時、夢中になっていた佐野元春さんが、いち早く取り入れた楽曲を発表され、ちょっとびっくりしたことを今でも覚えています。
それからよく聴いていた Real Fish。いとうせいこうさんやサザンの桑田さんがラップする曲がありました。「ジャンクビート東京」近未来東京…。
その後、スチャダラパーが流行り、普通に街に流れるようになって。現在に至る日本語ラップのスタイルがほぼできたのかな。
・・・それからの流れはほとんど知りません。
でも、振り返ってみて、ラップ、といういのはそれから四半世紀、J-POPに新しい潮流を吹き込んだ最たるものである気がします。
(えと、あまりわかっていないのですけれどね;ほほ;
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ラップ。
日本語をリズムに載せる。
というのに、興味があります。
ビートに身を任せて。
言の葉のかみさまを、降臨させる。
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昨日24日、ふたつの不思議な明和電機ライブがありました。
いずれもネットで配信され、自宅で視聴可能。ありがたいです。
それは、明和電機とラッパーの共演。
明和電機がラップ…。
明和電機製品および明和電機社長に、ヒップホップの要素を見つけられるでしょうか。(いいえ、見つけることができません)((反語的用法
大阪のライブで、モンスターエンジンさんと「鉄工所ラップ」の共演をされたことがありましたね。
でも、そういうのとは、また違った種類の共演のようです。
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ライブひとつめはこちら。
渋谷パルコ 2.5D から。
http://2-5-d.jp/meiwadopeness/
このライブの前には、パルコ店頭でのベロミン芸披露や、店内練り歩きなどが行われたそう。
シュールです。
2.5Dの配信を視聴しながら、
いったい、何の必然性があってこの3人が…
と、どうしても感じてしまう不思議な気持ち。
鎮座DOPENESSさんは、若手のなかでも群を抜く実力あるラッパーのおひとりだそう。
JUICYさんが、また謎なのです。アサラトというアフリカのパーカッション楽器の名手だそう。ネットで調べると、グラフィティ系のデザインのお仕事もされています。
とにかく。
こんな明和電機、見たことありません。
13週目の胎児が、ラップする、図など。
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夕刻にはEngadget Fes 2014 Winter からの配信。渋谷から秋葉原へ。
(前回のフェスでは同会場の現場で拝見したのでした。
映像も音も、とてもいきとどいた配信でした。
こちらでの演奏が、やばかったのでございます。
明和電機、の部分をタイトにされたのが効果的でした。
この3人をコーディネート。思いつき実現された方の”やったもん勝ち”ですね。
そして、この面子でのライブを Engajet Fes ライブ のラストに突っ込んだのは、どなたの思惑だったのでしょう。
詳細は、語ると長くなりすぎるので略。
アーカイブがまるまる残っていますので、どうぞそちらを。
http://www.ustream.tv/recorded/55780815
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それにしても。
鎮座さんは、いいラッパーだ〜。
通常はありえない、狙っても願っても似たような機会はつくれない。
・・・よいものを拝見しました。
映像が残るといいな。
社長も健闘されていました。
せいほー。
ほー。