不思議な展覧会へ行ってきました。

不思議な展覧会へ行ってきました。
Mise Mono Go! Yeahhh!!!  ミセ モノ ゴー!イエー!展
https://www.sogo-seibu.jp/shibuya/kakutensublist/?article_seq=132461
主催:西武渋谷店
企画制作:MEEWEE DINKEE
2015年5月1日(金)―5月10日(日)
 
企画制作:MEEWEE DINKEE。そして、出展作家のひとりが明和電機になっています。
「見せる」「モノ」「行く」「あっとおどろく」に掛けた企画展タイトルだそう。 
 
2015秋冬のMEEWEE DINKEEコレクションは、丸尾末広氏との...特に「少女椿」とのコラボ。
コラボが先にあったのか。「見世物」が先にあったのか。同時進行だったのでしょうか。
 
 境界 〜 差別化 〜 ブランド 〜 焼印 〜 シンボル 〜
 見世物 〜 異形 〜 外見 〜 ファッション 〜
 興行 〜 視線 〜 対象 〜 妄想 〜 偏見 〜
 集権 〜 街 〜 場末 〜 見世物興行 〜 境界 〜 
 
見世物、をめぐるなんとなくな連想。
 
丸尾末広氏というと、当方の認識では、最近は湯澤幸一郎さまつながりで。
湯澤さんというと。存じ上げたきっかけは、舞台「エレファントマン」でした。
 
 見世物。異形。「視る」ことの残酷さ。
 
おー。自分のなかでつながると、心もちの落ち着きがいいです。
 
そそくさでかけた渋谷西武A館7階の一部が異な空間に。
総じて意外なほど明るく、買い物に来た人がふらっと立ち寄っても楽しめるよう配慮された展示になっていました。
 

はじめて拝見したトリウォーカー
 
(当方はほとんどちゃんとした写真を撮れなかったのですが。#MMGYeah でtwitterを検索すると、観覧したみなさまが撮影した画像をたくさん見ることができます。
 
『トマタン』も『トリウォーカー』も。
見世物的要素が濃いカラクリ製品ですね。
そして歌姫セーモンズIIさんたちA、B、C。WAHHA GOGOさん。プードルズヘッド。
通路をはさんで、ナポレオン銃…
 
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「コト」よりも「モノ」。
ミセ モノ ゴー!イエー!展のフライヤーには、そのような案内がありました。
 
でも、そもそも店やブランド、というものは、情報を先行して示し、記号化してヒエラルキーや境界をつくり、消費活動を導くためのシステムであるように思われます。
 
「コト」があるから「モノ」がたちあがって見える...
それは、化粧も。漫画も。
 
たしかに「モノ」の力が牽引するのだけれど。
 
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夕方から、同会場でのライブペイントイベントを観覧しました。
KASICO×ArutaSoup×SHOHEI(EVIL SOUP×DJ SHOHEI )による、プロジェクション・ペインティングのパフォーマンス。
 
興味深く、おもしろかったです。
手早く描かれていくのですが、とても丁寧で繊細なお仕事。筆先の動き。立体的に魅せるVJワーク
 
丸尾末広氏とのコラボについて、服のデザインとグラフィック、そして全体のセンスがとてもまとまりよくつながった、という印象を持っていたのですが。
 
それは、Arutaさんの描き手としての懐の深さからきているのかも、と思い至りました。
 
よいものを見ました。