先の祝日、こちらのギャラリーの企画展へ行ってまいりました。
川口市立アートギャラリー・アトリア
日常事変 Incident
http://www.atlia.jp/exhibition/
http://event.japandesign.ne.jp/2015/03/7079/
クワクボリョウタさんの新作《 以心分身 para-existance 》が目当てでした。
六甲山で見た《 lost and found (忘れ物取扱所) 》から、前景のモノたちを取り去ったような作品です。
白い壁に写るのは、自らの影。それと、偶然の巡り会わせで同室している人たちの影。
意外な場所で分断され、意外な場所へ現れる影たちを観察しながら。しばらく、せっせと歩き回ったり、踊ったり(?)しました。
楽しかったです。
きっちり計算され設計され作りこまれていて。一方、究極的にシンプルな仕組み。素が明晰な作品。
ひとつのちょっと不思議な非日常、を体験。
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三作品を眺め、聴き。 見終わってすぐに、そして見終わってしばらく経って思い出し。
自分の日常
他人の日常
日常の時間的・空間的連続
ずれ・段差
接続と切断
日常の。
立っている場所。
半径数mの、よく見えているつもりの周囲。
そこにいる(いるはずの、でも自分からは見えない)自分。
などについて、漫然と思いを行きつ戻りつさせました。
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鑑賞者として、自分はセンサーの感度が弱い。
「事変」が起こっても、きっとただやりすごそうとしてしまう。
日常性にしがみつき、飛躍せず平凡に、漫然と流されながら過ごしています。
(・・・でも、そんななかで明和電機のライヴはたのしい非日常。
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閑話休題
「六本木アートナイト」に合わせ、「六本木ダークナイト」というイベントがあったそう。
http://www.roppongiartnight.com/2015/programs/387/
参加者のツイートを検索して探しながら。
どんな発言があったのか、すごくゆかしく思ったり。
でも、自分(ミーハーな立ち居地からの...興味が続く範囲での歩いて戻ってこれる程度の手探り探査中?...)にとっては、関わりようもない話だわなんて思ったり。
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雑誌「MdN」でメディアアートがとりあげれていました。
きらきらしたうきうきさせる世界だなとあこがれたり。
ついていけないかなぁなんて不審に感じる部分もあったり。
雑誌に特集されるということは。その、くくり、が、存在する、ことが、一般的かつ日常的になっているのだな、と思ったり・・・。