グラフィッシュに寄せて

二次元アナログ静止画像に深く囚われている人間なので(<− ただの軽少淡白おえかき好き)そのせいだと思いますが、ネットで「グラフィッシュ」を見たとき、びびっと段違いに速く強く反応してしまいました。
 
これは、絶対に、きれいだ。
これは、欲しい。飾っておきたい。
 
そして呆然。
 自分には、死ぬ運命が定められた魚が苦しみのたうつ様子を愛でるような、残虐な嗜好が強いんだ実は?
 
正直、思い当たるフシはあるのでした・・・。
 
 生きようとあがき耐える姿は美しいに決まっている。死への恐怖や不条理なほどの痛み/苦しみに傷めば傷むほど。
 生キヨウトアガキ耐エル姿ハ美シイニ決マッテイル。死ヘノ恐怖ヤ不条理ナホドノ痛ミ/苦シミニ傷メバ傷ムホド。
 
時間軸のある魚拓。打ちつけられ震える透明な尾びれの軌跡。
 
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2007年にGM(普及版)が販売されていたのですね。
 
でも、これはー。
この作業を若い工員さんたちにやらせたくない。
また、作成時にせめて立ち会わなければいけない気がします。
・・・なんだかな自分。ひどい矛盾が内在。

プラペン+水筆。PC取り込み後、若干の加工・明暗反転等。背景は「明和電機」公式サイトのページからGMグラフィッシュの写真の一部を拝借。
http://www.maywadenki.com/naki/introduction.html