「明和電機」社長;信道さんが、故三原順さんの名作少女漫画「はみだしっ子」を入手されたそうです(twitterより)。大阪で買われたのでしょうか。
社長は、読んだ漫画の内容を忘れてしまう、と何かに記されていませんでしたっけ?
あれは、一通り読むだけでも、普通の漫画の11倍くらい時間がかかりますー。
- 作者: 三原順
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1996/03/01
- メディア: 文庫
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高校のころ、文芸部のなかで「はみだしっこ」は話題の的でした。
漫画を読むことは親から禁じられていたにもかかわらず、借りて読み、わたしも夢中になりました。
子供を扱った少女漫画としてあるまじき、ストーリーの深刻さ/暗さでした。
三原順さんの作品は一通り読み、ユーモアのセンスも強く取り入れられた「ムーン・ライティング」など、今でも愛読しています。
高校のころ読んだなかでは、自分を裏切り続けた少年が、エリートの道を歩みながらも人格的に崩壊していくありさまを描いた短編が、強く心に残っています。
三原さんの作品(後期)は、とにかく、ストーリーが完結しても、「救済」は存在しません。
人生は、そもそも最初から深刻な破綻を含んでいて。それらを繕いながらあがいて。現状との妥協点を探りながらなんとかやっていくしかない。
という展開が、ほとんどだったように思います。それは「はみだしっ子」しかり。
そんな漫画に、信道さんは若いころ、強い印象を持たれたのですねきっと。
・・・興味深いです。
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「電協ニュース」の最新号が届きました。
うわさのバースデーカードも、なかに入っていました。
すごくすごくうれしかった。