作品をはさんで

明和電機ボイス計画宣言」展だけでなく、春以降、美術系企画展へよく行っています(当人比)。
ジョン・ルーリー展、マネ展、ルーシー・リー展、戸栗美術館、「語りかける風景」展、朝倉文夫展。
基本、古典とアンティーク趣味ですね・・・。
 
*****
明和電機」社長:土佐信道さんの恩師である篠田守男氏が、こんなことを言われているそうです。
 
「作家と鑑賞者は対等だ。」
 
わたしはただ、鑑賞者として自ら楽しむのが好き。それを気安くうれしいと思っていました。
作家と対等だなんて、正直言って想像もしていませんでした。
 
鑑賞者が作家と対等―。
えええ。
何が何をもってどのように、それを保証してくれているのでしょうか。
 
もし、その時々、作家と「対等」な位置に立っていたのなら、素晴らしく豪華。うれしいけれど。
それを仮定すると、わたしのこれまでの「態度」は、多分、鑑賞者としてはるか遠く間に合っていません。
 
鑑賞するという行為。実は大それた「怖い」ことなのかもしれません。
根性がないことと、立ち位置が弱いことについては、定評ありますから、自分―。
 

ルーシー・リーの器は、気持ちよく上に開いて力強く空間を支え。色んな想念をふわりその上に飛ばしてぽこぽこ浮かべました。
 
つい、上のようなお遊びな感覚で楽しんでしまう・・・。。
 
尊敬する作家と対等、はまだまだ無理です;