カントの思想についてはこれまで、「純粋理性批判」の概要的なものを、ぼぅっと鑑賞することがほとんどでした(なかなか素人の頭には入らないのですが;)。
認識や理性の問題が扱われていて、カント哲学の基礎を成すところです。
科学的に世界をどう捉えるか。カントの「認識論」は、理性の使い方が気持ちよく腑に落ちるのです。
最近「判断力批判」にも興味が出てきました。
こちらで「美」の問題を扱っているからです。
ところで。
カントの初心者向け解説書を読んでいると、上記ふたつの間に「実践理性批判」が必ず出てきます。
ここでは、「倫理」「道徳」の問題が扱われます。
この部分が辛くしんどい。
わたしは、どうやら、この分野に対してこれまで「見ないフリ」をして生きてきたフシがあります。
人生への態度を決めるこの領域で。わたしはその時々に、ただ反応してバランスをとることだけに終始し、自分や世界を直視してきませんでした。多分、意図的に。
カントの「理性」と「美」に関する論考の間に、「倫理」についての論考が現れたのは、深い意味がありそうです。
・・・がんばって読むしかありませんね。生じるだろう「葛藤」をできるだけ飲み込みながら。
現在読んでいる参考書:
- 作者: ジョルジュパスカル
- 出版社/メーカー: ぎょうせい
- 発売日: 2009/08/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
*****
BTW.
海面すれすれを低空飛行。がモットーでした。
シンプルに操縦に専念できて、費やすのは最小限のエネルギー。
が、最近、バランスを崩してます。
「明和電機」へ対する愛(?!)が原因でしょうか。
偏向して滑空したり、グラグラしたり。多分、かなり不安定なことになっています。そして、それさへちゃんと認識できていません。
こういうのって。自分を見失っている、と言うのですよね;
だいじょうぶかな。(だいじょうぶかな、なんてこと考えるキャラぢゃ、絶対、ないのですが自分。)
周りや世間へ(あまり)迷惑をかけないように。それだけはちゃんと心しないといけませんね。