生ライブ体験復活

二十歳代の頃は、数ヶ月に一度、好きなミュージシャンのライブへ行くのを楽しみにしていました。
チケットを手に入れスケジュール帳に記入。そのライブに行くまでは、絶対に死なない、しっかり生きていよう、それくらいの意気込みで。
好きなミュージシャンのライブ体験は、日常の中で本当にスペシャルでした。
 
最近「明和電機」のファンになり、その活動をこれまで全然知らなかったことに驚き、少し考えて。
阪神淡路大震災」後、そして結婚後、自分が音楽情報からも遠ざかり、大好きだったライブにさへ全く行かなくなっていたことに気づいたときは、さらにちょっとびっくりしました。
持っていた全てのレコードとCD大半も、結婚を境目に手放していました。
 
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高野寛さん。20年前にデビューされてから数年間、よく、この方のアルバムを聴きました。
一昨年になるのでしょうか。夫の実家で大晦日に漠然と「紅白」を見ていて、高野さんが二つのバンドのメンバーとして出演されているのに気づき・・・清廉な面影がそのままなのを拝見して、とても懐かしく思いました。
昨年秋に Twitter を始めたころ、高野さんを発見。早速フォローさせていただき、つぶやきを楽しみに読んで。メディアでとても好評の「Rainbow Magic」を、高野さんのアルバムとしては15年強ぶりくらいに購入しました。

Rainbow Magic

Rainbow Magic

それを聴いたときの感動はこちら(別ブログ)。
http://d.hatena.ne.jp/Fumiba/20100329
 
音楽の知識はないのに。
わたしは若い頃から、ポップな、かつ、何か理屈っぽく秘かに&露わに「凝ったことをしている」ミュージシャンが好きでした。
 
そして、高野寛さんのコンサートは、いろいろな層の人を幅広く受け入れてくれる気がしました。高野さんは優しいですからね。
 
高野寛さんが、Twitter でこのライブ予定をつぶやかれたのを見たとき。
自分のリハビリを兼ねた生音体験復帰は、このライブにしようと心を決めました。
 
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ライブ、すごく楽しかった。演奏も歌も、一音も疎かにされずにクリア。3人だけの編成なのに、工夫がいっぱいで楽しい。
懐かしい歌のときは、ちょっぴり泣いてしまいました。
「君に胸キュン」もあり。高野さんが歌うと、なぜかとっても爽やかで清潔。
 
わたしのリハビリは、一発で終わりました(笑)。
 
年に何回かは、このような楽しみを持ちたいです。
・・・夫よ、よろしく。