上村松園展(前期)

日曜日、表参道の後は、竹橋の近代美術館へ。
上村松園展」を観ました。
 
上村松園
新聞に連載されていた、宮尾登美子氏の小説「序の舞」を読み。
女性が世に出ることに厳しい時代、自分の意思を貫き才能を開花させたこんなに純粋な方が美術界にいらしたのだと胸打たれました。
(あのころわたしは中学生?高校生?)
 
入り口付近に展示された10代の頃の作品。精緻で破綻なく、既に完成されていました。
 
髪、顔、衣装、その模様、小道具、構図。生涯をとおし、作品に揺るぎがありません。
ため息ものなのでした。
 
「焔」。
黒い髪の流れの闇から、なかなか眼を引き離せません。
 
「花がたみ」。
ああ、これ。
著名な作品。これまで何回も、印刷されたものなど見ています。
・・・狂っている。
精神は冷静に画面を観察しているはずなのに。絵を前にし物理的に涙がとまらなくなって、自分でもびっくりしました。
 
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明和電機」社長:土佐信道さんは、日本画志望だったそうですが。
昨日、 Twitter で、社長は中学生のころ松園の『娘深雪』に惚れたのだそう? という貴重な情報をいただきました。
 
中学生で惚れたんかっ。
それが展示されるのは期間後半。また観に行かなくてはなりませんね。
 
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ガンダム。初代のあらましは、世代の常識としてかなり詳細に押さえていますが。実は、一話も見たことがありません。
立ち読みであげるはずだった「GUNDAMぴあ」。
写真に惹かれ、つい買ってしまいました。
負けたっ。orz。