「DO THE RIGHT THING:影」2

松蔭さんのトークで印象的だったことを箇条書き。(細部に間違いがあったらご容赦ください。)
・スナック類はいっさい食べず、甘いものも一口だけ。
・料理できない場所でつまみとしていつも用意するもの:雪印6ピースチーズとかまぼこ「夕月(ぴんく)」。夕月は8mm幅に切るのがベスト。
・子供の頃になめた、せっけんはしょっぱい。水彩絵の具は甘かった。
・これまでは自分のサービス業的な面が出すぎていた。今回はそれを捨てた。
・大凧は和紙等ではなく、化学的な材料でつくっている。アメリカのポリティカルな面は嫌いだが、合理的な発明についてはリスペクトしている。
・オノヨーコを女として見てきた。彼女の活動はいぶかしいけれど成立している。彼女をリスペクトしている。
・今回は、自分のフェティッシュな面を、うぇ。と出した。
・ギャラリーの一画、場末のバーみたいなフォントで書かれた「World War 3rd」への思い。自らのスタンスの表明。
・ミシマのようになりたいとかは、全くない。
・これまで、「ノスタルジーは使える」と勘違いしていた。世代感など、もうなんの得にもならない。今回は、オリジナルが分からなくても成り立つものを作りたかった。
・今回展示したのは、量を越えている。「コンテンツ」をつめこむことで、これからも確実につくっていけるものを先に示すことができた。
・厄年を越え、頭(のなか)が若くなった。22歳のコに交際を申し込んで振られた。
内田裕也さんにずっと「スキンヘッドにしろ」と言われていた。今回、頭を剃って、裕也さんが言っていたのは髪型ではなく、生き方のことだったのかなと思った。
・今回の個展は、大きく変装するつもりで、皮まで剥けた。これは「私的博物館」「生前葬」です。とてもポジティブな自分祭り。
 
「KAGE]展。トークを聴いて理解したことがいくつもありました。
ヌード写真のいわれは、伺わないとわからなかったです(笑)。
展示内容の幅広さは、未来への集大成のようなもの、という基本的なことも気付いていませんでした。
 
あと、印象的だったこと。
社長のイスラム圏への旅行話。「どっぷりはまるとシステムは分からなくなる」という言葉。
男の厄年は大変で、ぼろぼろになる、と・・・。松蔭さんはそれを体験し、ようやく抜けたかも、とのことでした。大変でしたね・・・。
回転する裸電球の機構設置を信道さんに頼んだ経緯。直前にダメ出しをされたこと。
そして、それぞれ、ほんのすこし、社長のおにいさんについて触れられました。
 
これまで、のんちゅんは友だちの弟、という感じで。このように差しで眼を見ながら話すのは、初めてかも。と、松蔭さん。
松蔭さんの人間の「仕組み」にとても興味があります。と信道さん。
 
あ、それから。トーク中、社長が沈思黙考にはいり、薄目の状態で10秒ほど飛ばれたのを目撃しました。本人は気付いていらっしゃったかどうか。
 
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床に直接座っていたため、足がしびれ、動き回る光源と影にしっかり酔いました。
帰りの駅まで、よろよろでした。
 
イベントの後は、社長と工員さんで機材等撤収作業。
社長は、その後、恩師:篠田守男氏と六平直政さんの師弟展へ行かれるようでしたが、間に合われたでしょうか・・・。