渋谷から駒場へ

つくばへ引っ越す前は、京王井の頭線沿いの街に2年間住んでいました。
当時お世話になっていた?美術館を、きょうは思い立って巡ってきました。
 
戸栗美術館「鍋島展」
http://www.toguri-museum.or.jp/home.html
初めて鍋島をまとめて観たとき、その絵付けの精密さに圧倒され、頭が痛くなってしまいました。
それが、昨年にサントリー美術館で見たときは、とても興味深く。
きっと鍋島藩では、殿様と、外国とも交渉のあった有力商人と有能な絵付けデザイナー?が、総力あげ面白い図案を収集していたのだろうなー。
と思わせる模様のバラエティさ。
献上物にもなった、江戸時代当時、最も厳格に管理されて制作されてきた贅沢な器たち。
でも、これ見よがしさはなく、ただただ丁寧で上品なのです。
今回も堪能できました。ここは、展示物の説明が丁寧なのがよいです。
 
松濤美術館「大正イマジュアリの世界」
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/edu/koza/11museum/tenrankaisyosai.html
竹久夢二高畠華宵や。
それほど興味ある分野でなかったのですが。予想、裏切られました。よい展示でした。
最近見出されたという、小林かいちという人の作品(当時の京都土産用の小さな木版画)に魅かれ、本まで買ってしまいました。

小林かいちの魅力―京都アール・デコの発見

小林かいちの魅力―京都アール・デコの発見

ハートとか星とか蝶が飛び交うベタベタの図案なのですが。センスがスマートで素敵です。というか、好き。
 
日本民藝館「日本の古人形」
http://mingeikan.x0.com/events/
表情のよい人形が集められていました。
人形以外にも、お正月にふさわしい什器や掛け軸がたくさん展示されていて、得した気分です。
 
財力のない和アンティーク好きなので、戸栗美術館と日本民藝館は、素晴らしい展示物をびしばし見ることができて貴重です。
 
渋谷駅から駒場東大前まで、戸栗>松濤>民藝館、とストレスなく歩いていくことができます。
もっとも、今日は寒すぎました!
 
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タブレットの練習中。

AZペインター、フォトショ調整。この白オタマトーンメロディ、名をルルと言います。クルクルの弟分らしいです。