メディアアート創世記

メディア・アート創世記ー科学と芸術の出会い

メディア・アート創世記ー科学と芸術の出会い

昨年夏、「つくば系アーティストとは何か?」 というシンポジウムを聴きに行きました。
そこに参加されていた先生は本当にご高名な方が多かったのに、当時は、ほとんどどなたがどんな活動をされているのか存じ上げなかったという・・・。
なんて、もったいなかったのでしょう、自分。
 
そのシンポジウム終盤近く、上の本の著者、坂根巌夫氏がいらっしゃり、お話を拝聴しました。
その後、この本が出版されると知り、気になっていたのです。
でも、わたしが読めるような本じゃないかしら。
 
本屋で見かけ、手に取りぺらぺらめくってみました。
小難しいことが書いてある本では全然ありませんでした!
安くはないご本なのですが、買ってしまったのです。
 
夜、寝る前に、少しずつ読みました。
もともと、全然知識のない固有名詞をぽんぽん読み飛ばすのに苦痛ないです。ふふ。
 
発見がたくさんありました。たとえば・・・
アメリカで発足したアートとテクノロジーの運動グループにEATというのがあって。
日本人として唯一メンバーだった、中谷芙二子さんが、中谷宇吉郎氏のお嬢さんで。
大阪万博で「霧の彫刻」を実現した張本人だった・・・。
なんて、基本的知識ですかっ?
全然、知りませんでした。
 
*****
いろいろな分野があるのだな。
様々な創作に取り組んでいる方がいらっしゃるのだな。
いろいろな試みが成されてきたのだな。
思いを馳せながら眠りにつきました。
 
昨日、ようやく眺め終わったのです。
時間をかけすぎました。気になった部分を、そのうちまた読み直さなくちゃ。
 
自分の趣味・・・鑑賞する対象は回顧的かつアンティーク趣味なものがほとんどでした。
それが、明和電機をこんなに好きになったということは。
まだまだそっち方面の世界には、自分が楽しめるものがたくさんあるんじゃないかしらー。どうかしら。
・・・冒険、してみなくちゃね。