スピノザへ

地震前にたまたま買っていたこの本を、地震後に少しずつ読んでいます。

スピノザ (平凡社ライブラリー)

スピノザ (平凡社ライブラリー)

 
なぜこの本かというと。
以前からカント関連本は手にすることがあったのですが。
本屋で目にはいり買って読んだ本がこちらで。
カントの批判哲学 (ちくま学芸文庫)

カントの批判哲学 (ちくま学芸文庫)

この本がとても読みやすかったので、翻訳された若い哲学の先生に興味を持ち。
その方の新刊がスピノザについてだったのですが。
いきなり五千円以上する哲学の本を買う根性は、当方になく。
でも、いつか読みたいなーとあこがれて、代わりに、その國分功一郎さんが、とある書店イベントで推薦しているスピノザ関連本を買ったのです。
 
先に読んだ本と同じドゥーズ著書ですし。
最近、スピノザの名前をあちこちで見るので、
 お、次にくるのはスピノザかも〜。
と安易に考えたのも理由のひとつです。
 
で。
この本の一番主要部分であろう、「第四章『エチカ』主要概念集」。
無理ぽ。全く手に負えていませんー;
少しずつ読み返してますー。
 
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スピノザの哲学について全く無知でした。「エチカ」という言葉を聞いたことがあったくらいで。
スピノザがこれほど徹底した生を送った哲学者であることも知りませんでした。
 
こんな透徹した思想を根底に生きていくなんて、想像もできない。
 
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今、この時期にこの本を手にしたことに、意味があったように思います。
世界観、とまでは言えませんが、あふれる情報への処し方。
自分や他人の感情との付き合い方。
それらにおいて、明らかに価値なくはない影響を得ました。
 
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明和電機との出会いは。
ちょっとスピノザ的だと感じています。
なんちゃって。