いち、に、たくさん

クワクボリョウタさん、今季大忙しでいらっしゃいます。
http://www.vector-scan.com/
海外展示がいくつも。
「10番目の感傷」が神戸、大阪、京都で同時に展示されたそう。(残念ながら二つは終了。現在展示中なのは、『世界制作の方法』@国立国際美術館(大阪)のみです。)
まさしく三都物語ですね! それぞれ少しずつ、バージョンが違うそうです。
3つとも観た方いらっしゃるだろうなー。観たかったなー。
 
この水曜日、明和電機社長出演のトークショーの後、歌舞伎町アートサイトというイベントで展示されているクワクボさんの新作:「いち、に、たくさん」を観てきました。
大久保公園にいくつかコンテナが並べられ。そのなかにアーティストの作品が展示されているのです。不思議空間でした。
 
LEDライト光源による投影系です!(以下、ネタばれあり。)
今回、光源は動きません。3つの人形オブジェがゆっくり回転。その影をそれぞれ3つのライトが壁面に映し出します。
(当方ひどいトリ眼なので、オブジェや機構がよく見えないのですが〜。
オブジェは時々回転の向きを変えます。
光の点滅がプログラム制御されています。切り替わったり。フラッシュのようにちかちか点滅したり。
点いている光源により、オブジェの影が重なります。
 
ええと、印象で語ると。
 
いち、に、さん。 で いち、に、のたくさん。
 さん のなかにある たくさん。
  たくさん のなかにある さん。
 
ちか。 ちかちかちかっ。
 で ひとつ ふたつ みっつ で たくさん。
 
という感じでした。(ワケわからなくてスミマセン)
 
2巡、続けて拝見しました。
影の変化のおもしろさを、じーっ。
 
「10番目の感傷」を観たときのような感動があったわけではありませんが。
その日から、夜になり布団に入り目をつぶると、そのとき見た影が瞼の裏でチラチラします。
回り 重なり 翼を生やしてー。