しかくのはなし 〜四角はどこから来たの

平行する2本の直線が二組。直角に交わるとできる形。
 
人類がはじめてつくった四角いものって何だろう。
という明和電機社長ツィートから。四角のことを漫然と。
 
2次元の四角なら。
何か面積のあるものを切り分けるときに使われた形に違いない?
同形を保って、たたんだり、さらに切り分けて分割するのが容易だし。
 
90度。というのがミソなんだろうな。
角を2つ突き合わすと直線になる。
2方向の直線で全てを構成できる。
 
3次元で直方体なら。
煉瓦や石材などを『積む』ための形として現れる気がします。
重力の方向。ジオイド面の広がり。重さを支える方向として現れる、垂直・直交。
 
いずれも、機械化するときに、とても都合のいい形。
 
*****
たしかに。いまのヒトのせかいには、四角があふれすぎているかも。
 
四角い部屋に置かれた四角いPC棚におさまった四角いPCの四角いディスプレイに開いた四角いWindowの四角く区切られた画面の中四角く切り取られた動画を見てる・・・。
 
こんな世界になる前から。ヒトの観念のなかに、多分、四角は育まれていたのだろう。
身体的に空間を認識するための。アプリオリな感覚から思考へつなげていくため。
直交座標の優れた合理性。
四角という形の圧倒的な安定感。