リバーブの奥に/ニコダマの作り方

クワクボリョウタさん初MV作品がOTOTOYから販売されています。
"リバーブの奥に" mishmash*Julie Watai
http://ototoy.jp/_/default/p/28165
 
無料で見れるショート版はこちら
http://youtu.be/ahxoMra7i_w
 
フルバージョン、必見です!
ショート版を見たとき、すこし楽曲と映像が合わないかなと思ったのですが。フルでは全く気になりませんでした。
クワクボさんの、シルエット・ワーク。
光源・シルエット・カメラの制御技法とセンスが炸裂。・・・どのようなカメラで撮影されたのでしょう。
「10番目の感傷」から続く、クワクボさんのプロデュースセンスを堪能できます。
 
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昨夜は、渋谷のFABCAFEというところで、こんなイベントがあり、UST配信を見ることができました。
Fab×Media Art Talk Sessions #1 
〜岩田洋夫、八谷和彦クワクボリョウタ、草原真知子
http://www.opencu.com/events/fab-media-art0615?utm_source=twitter_ocu&utm_medium=twitter_ocu&utm_campaign=twitter_ocu
 
超豪華メンバーです。
 
クワクボさんは「ニコダマの作り方」というタイトルで、お話をされました。
これが、すごくおもしろかったです!
 
 まず、まばたく二つの目玉の[仕組み+感じ]が浮かび。
 まばたく目玉の仕組みを紙で簡易的につくり印象を確認。
 二つの基盤を赤外線通信で同期する回路を設計して実際に確認。
 内に入れる大きさに合わせるため、コイルも手作り・試作。
 30個量産のため、カウンター付きコイル巻き機を作成。
 目玉のイメージに合う透明な厚みのある半球樹脂素材を探し出し。
 白目部分は、カスタマイズした電熱線ストーブと、掃除機を使った手作りのコンパクトなバキューム整形装置で制作。
 
「10番目の感傷」についても触れられ、
 外国の展示等、自分が行かなくても作品として成立させる設置ができないか。
等、考えていらっしゃるそうです。
興味深いです。
 
今朝、USTアーカイブがが公開されていました。(*^^*)
http://www.ustream.tv/recorded/23325412#utm_campaign=t.co&utm_source=23325412&utm_medium=social
 
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話題性に押されつい買ってしまった(?)、雑誌「kotoba」の、小特集「新世代のアーティストたち」でクワクボリョウタさんがとりあげられています。
 
「メディア」アートについて、「10番目の感傷」について、ガジェット・トイについて、端的に語られています。
 
メディアアートという言葉は、把握するのが難しい言葉ですが。
クワクボさんが考えを重ねて独自にたどり着かれたのであろう、メディアアートの概念は、ゆかしい。
 
「10番目の感傷」から、また何か新しい「メディアアート的な」展開があるんじゃないかしらー。
昨日のお話からもそう想像され。なんだかわくわくしますー。